エントリー大会も無事に終わり、いよいよ新年度のスタートです。ますます勢いを増す外国産馬攻勢に、事務局も価格決定に苦労しましたが、ようやく、全ての所属馬が決定いたしましたので、添付のリストをご参照下さい。今年から補欠枠を10頭に拡大したのでかなりのかたが、目一杯補欠馬をエントリーしていただいておりますが、誌面の都合と、編集子の体力の都合で、リストこは最終的に獲得した馬までしか記載しておりません。よろしくご了承ください。また、何頭かの馬は会員の皆様のほうで想定された価格が変更になっております。たとえぱナイトライト、ヤングマザー、ウィニングカラーズの子なんかはいくらか、お台価格が上かってますが、これは母馬もしくは兄弟馬の競走成績を調査した結果によるものです。リスト中、〇は無競争にて獲得、◎は競合したためアップ額を上積みして獲得、●は競合して獲得できず、▲は補欠馬の中で既に他の会員に本指名にて獲得されていたという意味を表しています。
また、エントリー会場にて行われたWIT抽選会にて、以下の皆様がそれぞれWITを獲得し、1年・1頭分の預託料が無料となっております。おめでとうございます。
宮崎夫・五十嵐兄・おくやま・藤原弟
五十嵐兄は、またも宴会のアルコール全て「おごり」という勇断にて、最終的に30BIT近くぶちこんでの、WIT獲得です。クリスSも宴会を途中で抜け出してビールを買いに行き、BIT追加しましたが、そううまくはいきませんよね。藤原弟はクイズ大会の好成績が実を結んだというところでしょうか。
また、上記五十嵐兄さん、クリスSさん、やはりブランデーを供託したいただいた福田尚さん、ゼッケンリストを提供していただいた鈴木さん、会場の設営等にご尽力いただきましたD社の若手社員の皆様にあらためて感謝いたします。
さて、それでは各会員のコメントと今期のラインナツプ・レビューをご紹介しましよう。会員のコメントは宮崎夫以外は入札前のものです。
遂にチャンピオンに返り咲いた宮崎夫。自信満々でのぞんだドラフトでしたが、母ジャニスをとりこぼしたのは痛い。五十嵐兄ヘの牽制球のつもりだったカーリーパッションが1700アップで取れたのは、良かったのか、悪かったのか。結局5頭中、牡馬は母ロジータのみ。ちょっと偏りすぎたかという気も・・・。
「昨期のダービー・オークス馬の下をそろえ、また、ロジータ・シャダイカグラというチャンピオン牝馬の子供も取れたのだから文句はないが、今年は全体的に牝馬の層が厚いので苦しいかも。まあ、ベストテンに残れれば良し。」
五十嵐兄の目玉は今年の社台の最高価格母スキーゴーグルか。ダイナシユガーの子は、例年通り間に合うかどうかがポイント。
「昨年はエアグルーヴもシーズアチャンスも競合なしだったけど、今年はそんなこと無いだろうなぁ・・・。」
キッズ姫はドクタートルネードを高橋誠に競り負けたのがどうでるか。母リュドゥパームは一部のメディアでは高い評価を受けており、朝日杯−NHKマイルで期待大。補欠のクリエイトフレアーはデピュー済です。
「ぼろ負けはしたくありません。ぼろ勝ちするつもりもないです。謙虚なプラス指向の女と呼んで下さい。」
浅井は淡白な1万アップの入札で2勝2敗。結局トニービン2頭でピアノマンが中心か。母ダイナアイドルは競り勝ったから良かったものの、これ負けてたら1頭しか残らないところでした。だから、補欠の枠はたっぷり使ってくれと言ったじゃない。
太田光は注目の母ナイトライトを18000アップで獲得。意気込みの高さをしめしました。取らないと言っていた母アグサン(ビワハイジの下)を結局補欠で獲得。
「初サンデーが吉と出るか凶と出るか、今年度の運命はこれにより決まるでしょう。」
金光はランサムメイトも母ゴールデンサッシユも競合無しで獲得、外国産の2頭もあわせて満点のドラフトでしょう。
「極力セリの勝負を避けたつもりです。今度は1位か最下位を狙います。」
喜多はノースサンデーの下をおさえ、母カッティングエッジは1万アップの力ずくで獲得。評判馬のマザーアクトレスを補欠でゲットし、まずまずか。宮崎夫同様、牝馬4頭は若干バランスを欠くかも・・・。」
「昨年度はついに念願のトップ10入りをはたしました。今年は収支でもプラスになりたいと思っております。昨年お世話になったノースサンデーの妹と、お世話にならなかったカッティングダークの妹を是非とも取りたいです。」
BASSIIはアップ無しで入札に臨み、母ジャニスは落としたものの強力な外国産4頭をそろえるという極端なラインナップです。母リサリーン、母ロイヤルブライドは内国産なら間違いなく競合していた馬でしょうから、台風の目となるのでは?
「昨年の新人王BASSIIです。今年はG1制覇しますので、皆さん覚悟しといて下さい。」
最後の最後にエントリーした佐々木規は競りで3勝1敗。それも4000以下のアップで勝ってますから、超効率的。リオデラビーダ、ドラゴンプリンスといった渋めの路線に加えて、補欠のタガノラピスが心強いラインナップです。
「今年もダービーに出走させ5着以内に入りたい。」
相変わらず酔っ払っていたクリスS。そして相変わらず乱暴なエントリーでした。スカーレットメールを26000アップでゲット。昨年のランニングヒロインによって学んだことば皆無。しかし、人気が予想されたテイエムトップダン、マイネルエーテルを無競争で獲得したあたり、今年はツイているのかもしれません。
「ただ一言。トップにたちたい。それだけ・・・。」
派手な入札となった深尾。2勝3敗でした。今や深尾の冠語となった感もあるトウショウ軍団3頭で勝負。しかし本命はワンダーパヒュームの下だったりするのか?
「昨年はクラシック戦線に全く無縁だったので、今年は何とかクラシック出走馬を・・・。なんだかまたトウショウに片寄った持ち馬になりそうな気が・・・。」
エントリー会場で爆笑を誘ったおくやま。なんと本指名5頭すべて競り負け!その上、補欠が母パシフィカスや、スターバレリーナの下で結構濃いメンツなので、なんか、下位打線にもうひとつクリーンナップがあるドラゴンズみたいでした。
「昨年はギャグで終わりましたが、今年はみなさまの記憶に残るような競走成績をあげる所存です。あと、私、アットホームやめますので、いい仕事知ってる人は紹介してください。よろしくお願いします。」
中しまの目玉は何と言ってもメジロディザイヤーでしょう。これだけ話題になりながら無競争というあたりが、みんなのこの馬に対する複雑な評価を表しているともいえます。中しまは補欠でビバカーリアン(札幌開幕前は、様々なペーパーで大人気。)も獲得。ホントに大丈夫?
「今年は3年目で勝負の年。」
昨年チョウカイライジンの無償獲得でえらい迷惑を被った飯田弟。血統は地味めでも、足で稼いだ情報をいかしたラインナップ。目玉はフジキセキの弟でしょうか。
「今年は一番馬がテーマです。あとは、この仔たちが無事デビューすることが一番の願いです。あと情報をくれた関西の某TMの信頼性にもかかってますが・・・。今年は打倒・西山兄云々ではなく、私の最高順位を狙います。」
ドラフトの帝王広瀬拓は今年も健在。相変わらずのベラポー・アップで3勝をあげ、かつ本年度最高購入額馬主となりました。例年に比ペるとサクラはアガシ1頭だけで、やや抑えめなのか?
「シクシク・・・。本指名だけで10億円コースなんですけど、書き出したらとまらない。これ全部取れたらベスト5はカタイ!と思う。」
北海道・藤原弟は2勝2敗。なんといってもヒシナイルが注目。ヒシアマゾンなのか、ヒシフジヤマなのか、どちらに化けるかということでしょう。2600アップで取ったカーツクリアランスは札幌3歳S向けには、拾い物ではないでしょうか。
「昨年は不本意な成績に終わり、大変残念です。今年は、ドラフトさえうまくいけば、上位進出間違いなし。」
江蘇省(わからない人は世界地図参照)在住・萩原は例年通り懐かしい母馬シリーズ。ハーバーロータス・キクカドレスデン・クリキャロル・・・。なんか新潟っぽいですね。
「今年の忘年会・新年会には参加したい。」
最近編集子の川向こうに引っ越した西山兄は、激安コース。主な情報源は競馬王の「名前の出せない生産者」なのでしょう。しかし、既にビパカーリアンもエレガントシャトーも見間違えてるぞ。この期に及んでミホシンザン2頭か、という気はせんでもないけど。
「わーい。18位だ。今回は安い馬でがんばります。V2の宮崎さんおめでとう。ぼくも10連勝して、特進して、同じ土俵に立つまで頑張っていてね。元王者、西山タイシン健太。」
昨年はイイデジンプウで散々なドラフトだった小林。ホクトオー、ユタカオー、チヨノオーと揃えたこだわりのラインナップ。サクラビッグスターの競り負けは結構悔しいのでは?
若松は2頭ですが、チャンピオン宮崎夫を破って獲得したファイナルカイザーは注目馬。シルクプロミネンスはひょっとして、シルクで持ってる馬かしら?
饗庭はパッションタイム以外は全て無競争。トーヨーリアルは、話題になってましたが、いわゆる人気の盲点というやつですね。ヘッドシップはボールドノースマンの下。BRAでも姉のヒダカツクロスが走ってました。
プロフェッショナル・鈴木の選んだのはアイロニックマン含めて社台軍団5頭。ミスタイランドは広瀬拓の所有馬。これが皐月でも取ったら、広瀬拓は発狂ですね。
「飛ぴ入りだった初参加の年は、既に走りそうな手応えだったサンデーサイレンス産駒の指名を辞退。それではとても勝てないと自覚した昨年はSS産駒を4頭も指名しながら、見事にずっこけてしまいました。今年も愛社精神を発揮して、杜台グループの馬の中から、種牡馬も多様に、満遍なく選んでみたというのが実感です。以前と比ベて牧場時代の評判馬がそのまま走る可能性が高くなっているような傾向もうかがわれますが、せめて半分より上の順位を願っております。」
今年は大方針転換をした天宝院透。全馬15500アップで3連勝。しかも、それぞれ浅井1万アップ、小林9800アップ、宮崎夫12300アップという挑戦者を退けて、高いレベルの入札を制したものですから、快心のスタートでしょう。
「母オキワカ(ワカオライデンの妹)、母ワカスズラン(フジヤマケンザンの全弟)、母イチワカ(キオイドリームの弟)、母キオイドリーム、母サチワカ(ジンライの弟)、母ダイアナソロン、テンザンエバー(ダイアナソロンの弟)と書こうとする固い意志をも溶かすサンデー軍団とサクラブランド?今年は心の中で応援しよう。」
最近さえない工藤は2頭競り負けたものの5頭を確保。メジロダルメシアンがとっととデビューしてくれれぱ、核になるのでしょう。
「チョベリバーという気分です・・・。」
昨年は「足元気にしている。」というコメントを「ヘー、足が元気なんだ。」と誤解してしまったDフラッグ。母ロイヤルコスマー、母サクラハゴロモ、ニシノテンモンと、華のあるラインナップ。ヘクター産駒2頭の3歳戦での活躍が期待されます。
データ室長の広瀬泰はごちゃごちゃあって、補欠枠ぎりぎりで5頭を確保。既に勝ち上がり組のミナミノフェザントが無競争というのはおいしい。こちらは牡5頭と片寄りました。
「今回は長期低落傾向に歯止めをかけるペく、趣向を変えてみました。今年だめだったら、来年はサンデーを取りに行きます。」
今年は一気に競りの主役を演じた福田尚。アポテオーズ12000アップは中しまが6600アップだっただけに、ややつけすぎた感もありますが、母ウィニングカラーズが無競争だったのは超ラッキーでしょう。
「とりあえず登録馬が全馬無事出走してくれれぱうれしい。去年取ったシャコーグレイドの全弟は今どこでどうしているんだろう・・・。」
突然5頭持ちの大馬主となった藤原兄。やはり昨年のマイアイ事件によって何かをつかんだのか?5頭全て無競争。全てというのも、不安なものですが・・・。
「昨シリーズは最後の最後で1勝をあげることができ、ホッとしています。今年は例年と趣を変えてピックアップしてみました。期待はイージーゴーアー産駒ストーリーテラーです。G1街道は早めに見切りを付けて、ダートでの活躍と最多出走をもくろんでいます。今年もよろしくお願いします。」
宮崎夫に勝つまでは宴会は辞退すると宣言した西原ヘリオス。エイシンウィンザー無競争はラッキーでしょう。仕上がれぱ相当な器ではないでしようか。ホクトヒショウの血統(ビーナス、フィーバス、フウジン、ペンダント)は宮崎夫ブランドですが、あえて挑戦してきました。
「ホクトヘリオスの妹でオークス!ホクトヘリオスの産駒でダービー制覇!打倒SS!!」
青木はパッションタイム12500アップが光ります。4人の競り合いを制しました。ブライアンズタイム・ジェイドロバリー・トニービンと3頭ながらも王道路線。
ここのところ精彩を欠く比留田。デュレン2頭とハギノメダリスト、オギグリーンボーイで、硬軟とりまぜた感じ。ハギノは超大物という噂もあります。
「今年だめだったら、の気持ちでエントリーします。廃用になったデュレンの仔を最後に応援します。つま恋のような牧場が各地にできると良いですね。」
例年、ミーハー路線を貫いて来た乙川が方針変更。エントリーは補欠6頭含めて、ユタカオー・ダイナサンキュー・ライアン・ルドルフと全て内国産。競合無しで2頭獲得。
「今年は予算の関係で参加しないつもりだったのですが・・・。BRA設立時の最小限のリスクで手軽に馬主気分を味わおう、という気分にのっとったエントリーにしました。」
昨年は最悪の経験を積んだ宮崎妻。今年は堂々とブライアンズタイムとSS。既に勝ち上がったエリモダンディーを選んだことは良いのですが、2走めのラベンダー賞ではつまずいてドンべ。トホホの気分。ヴァレリーは小倉デビュー確定。
もしかすると、これが最後の勝負かも。高橋誠が競りでバクチにでました。ドクタートルネード、フェミニンタッチを13000アップで獲得。しかも、負かした相手がキッズ姫10800アップ、青木11500アップだから、これもたいしたもの。
ここからは今年の新人。五十嵐兄弟の弟さんが初登場。見た目は35〜6才で、自己紹介で年齢を告げるや会場はパニックになりました。どうも失礼しました。マチカネトリスタンがタンホイザ以上の活躍をしてくれれば・・・。若い種牡馬を中心にバランスの取れたラインナップ。
「紹介者:金光(荻窪高校で同厩舎でした。)キッズ姫(インサイダー情報が頼り。)。初めて見た競馬がS43年、タニノハローモアのダービー。以来競馬暦28年、老いて益々盛んなハイペリオン系競馬ファンです。」
及川夫はS社で情報システムをやってます。データ室長の後継者になってほしいもの。キタサンテイオーの下、キタサンフドーは芝なんか使わずにダート使うベきだよね。補欠のヒメゴゼンはオートマチックの下でデビュー済。
「初参加なのでこんなところで許して下さい。でも本当にこんなんで勝てる馬は買えるのでしょうか。」
競馬専門誌から飯田弟の紹介で二人が初参加。大野は母メインキャスターを競り勝ってまずは満足。ゴーストソルジャーはデビュー済で、既にポロボロですが、こんなんでいいのでしようか?
「初参加の馬劇場者です。収支がマイナスにならないように気をつけよう。」
わーい。女の人が増えたじょー。橋本はなんか、変化球っぽいラインナップ。トーホウケイカはデビュー戦のタイムからは狙いづらい馬でしたが・・・。
「初めて参加させていただきます。馬劇場の編集をしておりますが、今年は3歳馬のコーナーを担当しておらず、全く自信がありません。加えて自分がなにを取ったのかをすぐ忘れてしまう大ざっぱな性格なもので、3頭にとどめてみました。大きく狙わず、地味に楽しむつもりです。(昨年は他組織でいきなり阪神3歳牝馬Sなんてとっちゃいましたから。ハッハッハ!)どうぞよろしく。」
鈴木紹介の長谷川。本指名で2敗して結局牝馬のみ3頭。母ハッピートレイルズは、会場で「シンコウラヴリィの下です。」と紹介すると、「いや、テンカムテキの下だ。」とか「シュレーダーの下じゃなかったっけ。」とか派手なツッコミが入ってました。
さて、これで、本年度会員全ての紹介を終えましたが、ここで、予告通り「軍団抗争」に参加する各軍団メンバーを発表します。基準としては「できるだけ軍団内で連絡がとりあえること。」というのを原則にしました。
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