史上最強の3冠奪取。
おめでとうブライアン!

 なんとなんと、4週間で会報発行とはBRA発足当時に戻ったようではありませんか。今月のトピックスはなんと言っても10年ぶりの3冠を達成した広瀬拓ナリタブライアンです。ルドルフでさえ苦しんだ菊花賞での7馬身レコードは底力の差以外の何ものでもなく、まさにこれから10年、いや20年は見ることのできないシンザン、ルドルフクラスの馬であることがはっきりしました。既に何度か敗れたことのある馬ですから、今さら負けることをおそれて国内だけの戦いに終始することだけは絶対やめてもらいたい。5歳になったらすぐに海外遠征を行ってもらいたい(騎手は豊で)ものです。

 馬主の広瀬拓には3冠ボーナスとして豪華記念品を予定しております。

 さて、来年のクラシックではBRAの馬たちがまたブライアンのような活躍をしてくれるでしょうか。快進撃が続く藤原弟。ナリタキングオーがデイリー杯3歳Sで、先行馬にうまいペースで逃げ切りを許してしまったものの、怒涛の末脚を発揮して2着。また2頭出しとなったシスタータイクーンも3着と健闘。オグリワンを加えて現時点でクラシックに3頭が当確。特にナリタキングオーはピックナインでも朝日杯出走馬としてかなりの期待を集めているように、その素質は高く評価されています。また、BRAの7不思議となりつつある牝馬G1が取れないというジンクスもシスタータイクーンにぜひ打ち破ってもらいたいものです。

 今さら言うまでもなく今月も好調だった社台軍団からは、2頭の特別勝ち馬が出現しました。キッズ姫オトメノイノリはBRAにもゆかりの深いアイビーSを大接戦の末ものにし、キッズ姫に初めての特別勝ちをプレゼントしました。(初めてじゃなかったかな?今手元に資料がない。)鈴木コンフィデンスは2戦めのサフラン賞でも1番人気と期待されましtが、意外と味がなく8着。しかし、きんせんか賞ではセンスの良さを見せつけ圧勝です。いかにも小気味良いスピード型で桜花賞が楽しみです。

 佐々木規ダイタクテイオーは中京のききょうSで追い込んで2着となった後、福島に参戦。きんもくせい特別をレコードV。馬主はモノが違うと言っております。

 その他の馬では宮崎夫スピードレンジャーが嬉しい未勝利勝ち。ウィナーズサークルの産駒としても初勝利のはず。1800mの未勝利というのがいかにもという感じです。出遅れた感のある金光イブキハイシーザーが未勝利勝ち。その後もかえで賞で4着とソコソコ。比留田アラマサキャップがきんせんか賞で岡部を鞍上にむかえ2着。切れるというより、粘り強い追い込みという感じ。デビュー戦でエイシンサンサン、オグリワンを破った工藤ブイマシンが戦線復帰。デイリー杯で5着ですが、見せ場タップリ。敗因は休み明けということもありますが、この馬はタメたほうが切れるのではないでしょうか。佐々木規インターブラボーが2着続きに終止符をうち、未勝利勝ち。これで佐々木規は看板がそろった感じです。クリスSヤマニンアリーナが2ヶ月ぶりにデイリー杯出走。人気を集めましたが思わぬ惨敗。これは理由が全く判らない。鈴木フライングカラーズが新馬勝ち。サンデーサイレンス抜きという苦しい条件ながらも大健闘です。天宝院透のただ1頭名前の判明しているタヤスオーツカが新馬を快勝。本当にダイアナソロンはくずを出しません。ただ兄弟全て故障しているのが不安といえば、不安。めいりんベストタイアップが新馬3-1着。距離も皐月ぐらいは克服可能ではないでしょうか。

 乙川モーニングライト、宮崎妻グランドサソリが抹消となってます。一応暮れの開催までには代替馬が決定する予定。

 さて今月は、ピックナインコンテストのエントリー発表及び広瀬泰制作のBRA重賞勝馬一覧表が付録についてます。懐かしい馬の名前がいっぱいですね。ではまた。