夢をつなぐこの勝利。
マザー、ナリタ重賞制覇!

 あけましておめでとうございます。

 2ヶ月以上も会報が途絶えると、皆様BRAが倒産したのではないかと心配されていたことと思います。実際今年は、例年になく好調な会員が目立ちますので、その心配ももっともなのですが、その分例年になく不調な会員もいらっしゃいますので、まだまだBRAの経理担当は余裕の表情です。

 それにしても、さすがに登録馬が100頭を超えると、ボケた頭では到底全ての馬の名前を覚えきれません。特に今年はメジロとシンボリが、シャガールだのルノワールだの似たような名前を付けてくれて、ありがたい限りです。今月は、久々ということもあり、できるだけくわしいレポートをお知らせしますので、皆様も馬券を買ったあとで、「ゲッ、こいつケンタ(仮名)の馬やんけ!」などということのないように、今一度チェックしてみてください。

 さて。今月は連絡だの報告だのがやたらとあります。いったいいつになったら、タイトルの2頭の話題になるんだと思っている方、もう少々お待ちください。

1. BRA事務局の移転

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2. ピックナインコンテスト結果発表

 まー、なんと申しますか、とにかく、そう何度もあることではないとだけ言っておきましょう。五十嵐兄氏が最初と最後で大爆発して、優勝。2着は見えないという形容がピッタリです。獲得ポイント107.4は、このシステムにおいては、おそらく空前の記録として残ることでしょう。2着はトウカイテイオーのジャパンカップを的中させた2人の争いとなりましたが、ニシノフラワーのエリ女をとった大上氏が、ヤマニンゼファーの芝氏を抑えました。ポイントゼロは佐々木、深尾の両氏。ブービー賞は、田中、福田、キッズ姫、比留田と田の字の4人と決定させていただきます。

3. 登録抹消他のお知らせ

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新年会のお知らせ

 92年度も半分以上終わりました。皆様の親睦を図って新年会を開催いたします。プラス組は思いっきりいばるチャンス。マイナス組は言い訳のチャンスです。奮ってご参加ください。当日はBRA初のギッグゲスト・ミスター井崎も参加。その他、宮崎氏の結婚講座、五十嵐兄氏の講演「オレは競馬の達人だ!」、深尾氏の反論講演「競馬は当たってナンボじゃい。」、比留田&高橋誠氏の「なぜ、ど素人にも勝てないのか?」、浅井氏のマサイ戦士の踊りなどのイベントが予定されています。なお、今回に限り、いつもなんで東京でばかり宴会をするのかという意見に応えて、一人1万円の出張費を遠距離の会員に支給致します。

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 さて、今月のタイトルはマザートウショウ、ナリタタイシンの2頭。昨年はこれで、3歳重賞10のうち4つをBRAが獲得したことになります。GT阪神3歳牝馬Sでは、先行馬総崩れの流れで5着に破れたマザートウショウですが、暮れの6ハロンでは、スピードの違いで逃げ切りました。ゴール前で詰め寄られたところに一抹の不安は感じますが、底が見えたように思えたところからが、良血の強みが発揮されるでしょう。西山兄氏のナリタタイシンは、気づかぬうちにめきめきと力をツケて、嬉しい重賞制覇。西山兄氏の言葉を借りると、マティリアルのような追い込みだったとか・・・。今となっては、姉にユーセイフェアリーを持つ両血となってしまいました。

 その他の馬は、名簿順に紹介しましょう。

 芝氏、サンエイエンドレスは、ついに年内15戦を消化。タイ記録まであと3つ。新記録まであと4つ。がんばれ!プレジャーランナーがデビューするもいまひとつ。年明けのノーザンレインボーに期待か。広瀬拓氏、サクラポイントーが堅実そのもの。しかし、リファレンスポイントの子供が500万下ダートを走っているというのも・・・。サクラチトセオーが1着馬の失格もあって、デビュー2戦目で特別制覇。3着以下はちぎっているし、これは大物かも。中西父氏、ミスターチアズが関東でバリバリ稼いでいます。重賞勝馬に続く4着は立派です。広瀬泰氏は休養馬が多く、ポセイドンシンボリの復帰が待たれます。五十嵐兄氏は唯一稼働中のストライプブルーが、未勝利でクラスの壁にぶち当たってしまいました。浅井氏、トニービンの大活躍を見事に予言しながら、この成績は不本意でしょうか。それでもサマーワイン、ラテルネが勝ち上がって、距離の延びるレースが待たれます。大西氏、シンボリズルムーがついに初勝利。これまで5着以下がなかった同馬、初の重賞にも期待がもたれましたが、さすがにいきなりでは通用しませんでした。多田氏、イイデケーオーが相変わらず元気で、既に11戦。しかし、ここにきて、多頭数に苦しんでいます。宮崎氏も丈夫な馬がほしいと悩んでいる一人。中西子氏は今年は全く影の薄い会員です。持ち駒が寒すぎます。田中氏、テイエムハリケーンが朝日杯出走も惨敗。これからは、もっと軽いレースを使うでしょう。ビッグジョージもダートでそこそこ頑張り、馬主順位2位。佐々木氏、血統馬のデビューが遅れ、投資のわりには不調です。好調の福田氏、ガレオンが府中3歳Sで鼻出血となってしまったのは、全くの誤算でしたが、今もって関東の最有力馬の1頭という評価は変わっていません。パープルマジックは2000メートルの葉牡丹賞で2着と好走するも、降着の憂き目にあってしまいました。しかし、距離が延びて活躍するシービー産駒は強くなる馬が多いという経験則もあります。

 キッズ姫氏はテキサスローズがテレビに映る機会が多いので、昨年に比べればまだましでしょうか(昨年のハートフルスピーチは追い込み型だったもんね)。高橋誠氏はさえません。比留田氏共々、いまだに賞金ゼロ。注目は2人とも代替馬選択権を持っていることでしょう。工藤氏はラグナロックが軌道に乗った途端の故障。残念です。アロートゥスズカは重賞に挑戦しましたが、歯が立たず。乙川氏、サクラハイスピード以来久々のオープン馬登場。メジロシャガールが2連勝で、クラシックへ名乗りをあげました。西山兄氏は年があけてもまだナリタタイシンの喜びに浸っています。大上氏は現状手駒が1頭。早く代替馬を決めなさい。梶氏マミチャンがお休み、メタルボンドも今ひとつです。深尾氏ルーキーながら堂々の1位。これでマジックナイスが復活すれば、鬼に金棒でしょう。藤原氏も稼働率の悪いのが悩み。年度末までの預託料を全て支払って、既に今年のことは、授業料だとあきらめ、来年度の候補を探しに北海道へ行くとか・・・。最後に参加した萩原氏、アーネストローマンが新馬勝ち。相対的にまずまずか。

 さあ、これからいよいよ本格的なクラシックロードが始まります。皆様のご健康をいのりつつ、また来月。

 最後に、この場を借りていつも一覧表を作成してくれる広瀬泰則さん、ワープロを無償貸与していただきました五十嵐兄さんに感謝の意を表します。