辛き日々も今は想い出に・・・。
芝勝哉、男泣きのゴールイン!

 思いおこせば、第一期、第二期と連続最下位、「ボクにも意地がある。」と星を見上げて涙を流した日々。一人の男に今栄光の時が訪れました。その名は芝勝哉。

 結局、エントリーの時に中西祐氏と競り合い、会則の恩恵を受けてディスコホールを手中にしたことが、1年を通じて彼に幸福をもたらしたようです。今年の牝馬の中で、ふたつの重賞を手にしたのはあのニシノフラワーとこの馬だけ。前年度15位から大きくジャンプアップ。おめでとうございました。

 広瀬拓氏も最後まで抵抗を見せたのですが、力及ばず。サクラバクシンオーが短距離で4勝の大活躍をしました。最終チャンスのNZTで大きな期待を集めながら、着外に敗退したのが、悔やまれます。毎年上位をにぎわす古参会員だけに、次年度こそ悲願の優勝を狙います。

 3位は中西父。ここのところ地味ながらも堅実に上昇を続けて、ついにトップスリーまで来ました。オンエアーの骨折に泣き、アストロゲートのダービー出走に燃えました。ただ、やっぱりマティリアルの弟はあかんかったねー。

 萩原氏、広瀬泰氏は前年から大きく順位を上げての4、5位獲得です。萩原氏は代替馬のサクラセカイオーが全てでした。欲を言えば、もう少し使い込めていれば・・・。広瀬泰氏はホクトミスワキ、マイネルロゼッタという渋好みが活躍して、まず満足でしょうか。見事に最多出走馬主のタイトルを獲得しました。

 五十嵐氏はマーメイドタバンの激走が印象的です。ダービーでも積極的な走りを見せてくれました。浅井氏をわずかに押さえこんでの6着。

 新人の中で最高の成績をおさめたのは浅井氏、ゴールドディスクでアイビーSを勝ちました。

 大西氏は初めてベスト5から滑り落ちました。ハギノグランドールが紙面を飾ったのが、最初で最後の勝利になろうとは・・・。

 注目を集めたのは、多田氏のイイデザオウ。札幌3歳Sでの逃げ足は今も印象に残っています。9位ながらもプラス決算。

 宮崎氏は長期低落傾向に何とか歯止めをかけた感じで10位。スピーディイコルががんばりました。

 高橋功氏はワンステップアップがリタイア。パープルティアラも圧勝後に休養するなど、手駒が揃いませんでした。出走回数11回も不満足か。ただパープルティアラが最大着差勝利賞を手にしました(唯一この馬だけが、2着を1秒ちぎったのです)。

 篠原氏、夏の間だけの命でしたが、馬代金の安さがモノを言ってなんとプラス組に入りました。レベルの低い年ゆえの出来事でしょう。前年ドベから、とりあえず真ん中まで戻ってきました。

 前年優勝の中西子は、オークツリーがそこそこ活躍したものの13位。今年は中西家は誰がエントリーしてくるのでしょうか。

 田中氏は決算終了後に、札幌でカムイダケ、チョウカイステージが相次いで勝ち上がるという悲劇にあいました。これがもう1週早ければ、ベストテン入りしていたのに・・・。まあ、そういうもんですが。カムイダケが休み明けで7秒1とズタボロに負けて、最大着差敗戦賞受賞。

 佐々木氏は今年も上には上がれず。やっぱいるかいないかわからない馬はまずいだろ。

 新人福田氏はランディーバーンのNHK杯挑戦も話題ですが、やはりルーブルシンザンにつきるでしょう。驚異の18回出走!もちろん新記録、かつ今後もまず破れない記録ではないでしょうか・・・。 

 キッズ姫氏はまあメジロウンゼンが勝ったから良しとするかー。んなわけないだろ、というような成績でした。

 高橋誠氏。ペーパーはデータでは勝てないということを証明してしまいました。ジュウニヒトエが1勝したのみ。奮起を期待します。

 「馬を見る天才」工藤氏、よもやの惨敗です。例年ならエースカイザー級がごろごろいたのに・・・。

 乙川氏、第二の芝氏になりつつあります。2年連続で最大被害者となりました。これだけ良血馬をそろえてわずか1勝。うーん。

 前年準優勝の立川氏、なんとブービー。これで、準優勝者は連続でハラホロヒレハレとなりました。今年該当する広瀬拓氏はジンクスを破れるでしょうか。

 そして西山氏。ついに未勝利。賞金403万円。いわゆる芝氏の30分の1ですか。「参加しただけ」というやつですか。「やってられねーよ。ばっきゃろー。」という感じですか。

 おしなべて低レベルの年でありました。1頭/月650BCUという返還(例年の倍近い)が、それを証明しています。特に上位の2人以外は、持ち駒があまりにも手薄でした。また、ニシノフラワーなんて、エントリー時にデビューしていたにもかかわらず誰も指名しなかったなんて悲惨ですね。

 というわけで、早速(どこが早いんじゃ)ですが、1992年度の会員/登録馬の募集です。

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