帰ってきた皇帝。
大西氏、悲願へGO!

 熱は出るし、腹は痛いし、仕事は忙しいし、馬券は当たらんし、工藤さんには変態と言われるし、と相変わらずグチで始まるリッチマン・プアマンです。
 さて、さすがに2ヶ月も間隔が開くと、勝馬が出るわ、出るわ。もう順不同でいっくどー。

 昨年2位の大西氏がようやく始動。タイトルどおり、昨年、所有馬全馬新馬勝ちという大記録を逃した同氏、今年こそはの好スタートです。シンボリフォルテが新潟で、キングチェイサーが函館でデビュー。ともに初戦は先行して、末がちょっと甘くなったわけですが、2戦目は順当に余裕勝ち。その後も順調で、キングチェイサーは重賞函館3歳Sへ挑戦。さすがにメンバーが厳しく7着でしたが、距離不足であったことは事実ですし、先が楽しみでしょう。シンボリフォルテは中山の芙蓉Sへ登場。意外に人気薄でしたが、岡部が思い切って末をためた策もはまったか、レオサイレンスからハナ差の2着と健闘しました。東京が待ち遠しいところか。

 新潟でキングチェイサーを破ったのは、キッズ姫のネイティヴタレント。好発から、一旦下げて、直線インから差すという味な競馬で初勝利をあげました。キッズ姫はもう1頭メジロティファニーもデビューしましたが、結果はブーでした。

 昨年3位の広瀬拓氏も始動。ミスタイランドが暑い新潟で楽勝しました。ゲートが開くや、2馬身飛び出すロケットスタート。広瀬氏は最初から最後まで「そこがゴールだー」と叫び続けたそうです。サクラミネオーはゲートが開くや、あっと驚く好スタートと思わせといて、馬群を縫うように下がっていくという謎のレース。初戦は、「助けてー」と叫びだしそうな位置から追い込んで4着。2戦目はさすがにレースに慣れたのか、4コーナーからまくって快勝。でもタイムは平凡。それにしても、小島先生のやることだけは本当に判らん。全オーナーはもっと判らん。

 西山氏の不振も続いています。マイネルクレックがボロボロ。ハシノケンシロウのカブトヤマ記念に青春を賭けると言っています。

 前号のタイトルを飾った芝氏。短い春でした。ガンリュウオーは骨折、他の馬も音沙汰ありません。便りのないのは良い便りなんて言ってられないですもんね。

 宮崎氏はアイノフラワーが中京でひっそりとデビュー。初戦は大敗でしたが、2戦目は変わり身を見せて2着に頑張りました。中京のダート1000m、8頭立てで勝馬から4馬身ちぎられて、まさに来年の桜花賞候補と言えるでしょう。文句ある?

 川桐氏は、いつのまにか大井でチョウカイナイスが走っていたので、ちょっとびびりましたが、馬名登録の関係で大井が先口だったため、チョウカイメリーと名前が変わっていただけとわかり、ほっと一息。カリスタグローリが評判のレガシーオブゼルダを負かして新馬勝ち。なんと丸2年ぶりの勝利ときたもんだ。勢いというのは怖いもの。メジロベルサーチも新馬を2−1着。最高の気分を味わっています。しかし勢いの衰えるのもわりと早く、マイトアンドマインは11番人気、12着でした。

 乙川氏はサクラハイスピードが2−3−3着。悪くはないが、良くもないというところか。未勝利で2着はあるところを追い込まれてしまうあたりが、ちと情けないかも。

 出走回数で芝氏に迫る勢いなのが、五十嵐氏。所有馬4頭でのべ9回。ビバリーヒルズが未勝利を一気に追い込んで快勝しました。残念なのが、ベストダージリン。新馬を7馬身ちぎって圧勝したにもかかわらず、なあーんとブー。BRA史上初の失格の憂き目を見てしまいました。その他の2頭、パイナップルスター、リュートハーモニーはまずまずの成績。しかも丈夫なダイナ軍団。最多出走賞への最短距離にいるのは間違いないところでしょう。

 中西祐氏は札幌3歳Sの捲土重来を期すノーザンドライバーがクローバー賞に出走。リンドシェーバー、ヤクモアサカゼを相手にハナ、クビの大接戦の末、2着となりました。この2頭が函館3歳Sで2,3着だったことからも、2勝目は遠くなさそう。

 立川氏は、期待のサクラヤマトオーが久々に登場、中山の芙蓉Sで人気を集めたものの叩きあいに破れて3着でした。とにかくもっと根性を鍛えなおさないことには。。。また、馬名未定だったSアトランティック産駒の名前が決定。しかも既にデビューしていたことも判明。合わせてボロボロだったことも判明しました。しかし、小倉デビューの小柄な牝馬。キャリアもこれからタップリ積みそう。鞍上が岸とくれば、なにか感じるものもあるかもね。そんなわけねーだろ。

 萩原氏は、やはり芙蓉Sにインターミラージュが登場。未勝利を好タイム勝ちしたこともあり注目されましたが、離された4着でした。トップモデルもめでたくデビュー。粘りに粘った4着。よかよか。

 名前の出なかった皆様は、今月の出走はございませんでした。またのご利用をお待ちしております。特に高橋様、工藤様、中西昌様、「果報は寝て待て」とは言いましても、そろそろ本気を出していただかないと。。。ま、先が見えてしまうよりは良いのかもしれませんが。

 ここで、登録抹消馬及び代替馬のご連絡です。大西氏の代替馬は、グランドルドルフ(牡)父シンボリルドルフ、母チナガ。篠原氏はサクラヘイセイオーが調教中に死亡という悲しい知らせがありましたが、代替馬はシンボリファースト(牡)父シンボリルドルフ、母スイートニースとなりました。

 そういえば、もうすぐ編集子も28になるのよね。。。10月9日をお忘れなきよう。賄賂の受付は、秘書の佐々木君経由で24時間受け付けております。ではまた。