これからはじまる大レース。
ひしめきあって、開幕だ!

 新会員を迎えたBRA。いよいよ3年目に突入です。登録馬も66頭に達し、今年は是非クラシック馬を出したいもの。できれば、全員ダービーに参加できますように、祈っています(うそです)。

 それはともあれ、まだまだ達成していない記録もありまっせ。とりあえず、今年の目標は、

(1) 皐月賞/桜花賞/オークス制覇
(2) オークス出走
(3) 重賞2勝
(4) 同一クラシックへ2頭出走

あたりですか。収得賞金0(出走頭数0)という大記録も達成できそうで、できないものですが、18人もいれば、1人ぐらいはそんな悲惨な目にあう人もいるかと思います。別に特定の人を暗示しているわけではないよ。

 さて、注目の登録馬ですが、詳細は、別紙一覧表をご覧いただくとして、なんと言っても、驚かされたのは、大西氏。かなり前から、ルドルフは誰にも渡さんと宣言していただけのことはあります。しかも、こんなこともあるんですねー。なんと指名5頭全て、重複指名。おかげで、大西氏の馬代金は、しめて7万4千BCU也。毎度有難うございます。本人もさすがに、全て重複するとは思っていなかったようで、「戦わずして、負けが決まったかもしれない。」とコメントしておりました。それにしても、100アップで対抗した宮崎氏、300アップの工藤氏にとって、世の中は広いということを実感させられる結果となりました。唯一、好勝負となったのは、高橋氏が勝負をかけたモッカンビーナス産駒でしたが、それでも5割ぐらいは、気迫負けした感があります。ちなみに、この野平祐厩舎の牡馬は、ジングウオーという名前になったようです。うーん、50点かな。

 また広瀬拓氏は、どうしても目立ちたかったのか、タクノボーイの入札額を18500アップにするという暴挙にでました。他の会員の方が彼のたわけた性格を読んで、ちょろっと指名してあげれば良かったのにね。

 工藤氏、宮崎氏は、本指名/予備指名で次々と負けてしまい、結局3頭ずつ。ちょっと不満かしら。乙川、芝氏は、顔がそっくりですが、ともに補欠馬になぜかサクラヤマトオー、タイムトラベラーを入れているあたりが、笑えます。

 ともあれ、会員それぞれ、苦しい時も、楽しい時も、今年1年運命をともにするパートナーが決定したわけです。規約にもありますように、皆様、愛をもって頑張ってください。


 さて早速、今月の愛馬レポートです。

 BRAのトップをきって登場したのは、ユタカオー産駒のサクラヤマトオー。断然の1番人気に応えて、芝1000mを59秒0で圧勝しました。欲を言えば、タイムがもうひとつでしたが、翌週の新馬が、1分00秒7なので、まあ良しというところか。ただ、この後、札幌3歳Sまで2ヶ月もあいてしまうのが心配ではあります。
 もう1頭の勝馬は、牝馬のノーザンドライバー。2週目の新馬、こちらも圧倒的支持に応えて、追うところなしの楽勝。3歳Sでは、1番人気をヤマトオーと争うことになるでしょう。その他の馬では、ベルマンプロリアが2着、ミスターベースマンが3着、ルイジアナシチーが4着と、皆、次走に一応の期待がもてる結果となっております。札幌最終週の新馬は、3鞍。うまく出走全馬勝ち上がりとなれば良いのですが。

 それでは、来月は、恒例の馬名解説特集です。お楽しみに。


BRA登録馬血統分析

「総評」

 今年もまた、登録馬総数66頭中、時代を反映して、ノーザンダンサー系21頭、ナスルーラ系26頭と圧倒的な結果となった。注目すべきは、昨年意外に少なかったミルリーフ系の躍進であるが、これは、今年のG1レースでのミルジョージ旋風が余りにも印象的だったためだろう。

 驚いたことに、昨年5頭の指名があったリアルシャダイが、今年は何が嫌われたのか、ゼロという結果に終わった。同様に、昨年親子で14頭もの指名を受けたトウショウボーイ・ミスターシービーのコンビも意外に人気がなく、合わせて6頭に留まった。

 替わって、トップの座を占めたのは、ある程度予想されてはいたが、今年度がファースト・クロップとなる皇帝シンボリルドルフ。結果的には、大西氏/高橋氏の独占ということになった訳だが、過程として6人から指名を受けており、やはりたいした人気である。また、やはり新種牡馬のサクラユタカオーも5頭の指名を受けたが、これなどは、今年のクラシック戦線のレコード・ラッシュなどが引き金になっているのかもしれない。

 パドスール/イルドブルボン/スルーザドラゴン/メンデス/ゲイメセン/ノーリュートなど、質・量ともに充実した今年の新輸入種牡馬だったが、牝馬に恵まれたパドスール以外は、ほとんど支持されなかったようだ(ちなみに、内国産が34頭と、わずかに輸入種牡馬を上回った)。やはり得体の知れない外国馬より、内国産という時代なのだろうか。しかし、一昔前の、外国で使いものにならなかった馬ばかり入ってきた頃に比べ、昨今の輸入馬は本当に凄いと思うのだが・・・(先の話で恐縮だが、来年のスリルショー/再来年のナスルエルアラブなど、よく日本に来たものだと思う)。

 1人1人の登録馬の血統も説明したかったが、紙数も尽きたので、このあたりで。