東京競馬場の時計が壊れて、なんか見たこともない数字が並んでいたようですが、皆様お元気でしょうか。しかし考えれば考えるほど、ＪＣは凄いレースだったとしか言いようがなく、大西氏など今後１００年破られないレコードだと叫んでいたほど。とにかく、１２ハロンを全て１２秒で走って、２分２４秒０なのだから、２分２２秒２というタイムの示す恐ろしさというものは、言葉にできないほどです。ちなみに、似たようなタイムをＢＲＡで探してみると、ありました、ありました。広瀬拓氏のサカエインパルスが、まさに２分２２秒２というタイムを持っています。舞台は中山４月の山吹賞、騎手は岡部。距離は、えーっと・・・。２２００ｍでした。ちゅーもーく！ということはーっ、１ハロン走るごとに１秒ずつ遅れていくということではないのかーっ！と意味もなく気合を入れたところで、今月の愛馬レポートに参りましょう。
今月の表題を飾ったのは、関西の中西氏所有のタタールプリンス。新馬で勝ち上がれず、賢兄愚弟と呼ばれそうになっていた同馬ですが、未勝利を抜けた後、果敢にオープンの京都３歳Ｓに挑戦。先行して３着に粘りきり、素質の片鱗を窺わせました。タイム自体は普通（ここで一句--平凡とあえて言わない親心）でしたが、トモに力がついてくれば、自然とクラシックの足音が聞こえてくるでしょう。
さて、先月いまだに出走のないツカンコとして川桐／芝の両氏の名前があがっていましたが、ついに川桐氏のアサクサカイザーが出撃しました。奇をてらって、中京の芝１８００ｍに出走でしたが、あえなく９着。しかし、まあ出たということで良しとしますか。芝氏はこれでいよいよピーンチ。次回の阪神で出てくれるんでしょうか。
先月のタイトル馬ハシノケンシロウは、元気一杯Ｇ２京成杯挑戦。得意のどんじり強襲で、５着に入線。同じ位置から追い込んだシュバリエに負けたのはいまいちでしたが、これからも自慢の末脚で沸かせてくれそうです。
岡部が菊花賞を捨ててまで選んだドライビングモール（工藤氏）はデビュー戦と同距離のきんせんか賞に登場。圧倒的人気となりながらも、６着に敗退しました。やはりキャリアの浅さが響いた模様。この時期の３歳馬は難しいものです。
とりあえずＢＲＡの一番馬インターボイジャー。函館の大敗後、気分一新でデイリー杯へ。前走の雪辱を期した同馬ですが、またもやなすすべもなく７着惨敗。なーんかやなムード、第二のガルダンサーなどと言うと怒られるのでしょうか。
広瀬拓氏の期待サクラロングオーは、相変わらず表街道を突っ走っていると言うか、歩いていると言うか、オープンの府中３歳Ｓに挑戦。向正面で他馬に関係なくつまずいて１１着でした。稼ぐに追いつく貧乏無し、とは言うけれど、彼の場合は、愛馬に追いつく稼ぎ無しと言ったところか。
篠原氏のアスクヒーローは相変わらず、鳴かず飛ばずの特別６着。札幌後の成長が見られません。
そんじゃ、新馬／未勝利コーナーいってみよー。
今月随分とにぎやかだったのは、宮崎氏。ビッグマウス／チョウカイパレード／ファウンデーションの３頭がデビューしました。ビッグマウスは緒戦の新馬２着の後、連投でレースにのぞみ好タイムで優勝。太目が絞れてくれば、もっと上でも十分闘えそうです。その他２頭はボロボロ、コメントの必要なし。宮崎氏の財布もボッロボロ、コメントすると涙になりそうです。
篠原氏は今月３頭づかい。メジロライアンが未勝利を抜け出しました。メジロフルマーの弟という良血、距離が延びればもっと良くなりそう。オザワポリスも１６００ｍの未勝利を２着、ただしこれは前半の１０００ｍが１分４秒という超スローに助けられたもの。買いかぶれない部分もあります。
佐々木氏第三の馬は、トウコウキャロル。新馬を２度使って９着、４着。どうも兄ほどのスピード馬ではないかも。
中国帰りの萩原氏。フラワーアモンが未勝利で６着。ピットカーン産駒をなぜ短距離ばかり使うのか理解に苦しむところ。
工藤氏のラッキーセブン。オザワポリスの出た未勝利戦で、追い込むも４着。あのスローで後ろから行くような騎手では仕方ないところか。
立川氏のクリエリカは久々ながら、未勝利で３番人気。しかしついてまわって６着。まだ時間がかかりそう。
広瀬泰氏のヒロオクロス。新馬でいきなり１番人気でしたが、差のある５着。２戦目は３番人気でしたが、大差の６着。いつ人気を着順が上回るのかも見物でしょう。
現在所属馬５２頭に対して、出走馬２６頭、勝馬１３頭。出走率５０％、勝馬率２５％。昨年の同時期は、所属馬４２頭に対して、出走馬１６頭、勝馬６頭。出走率３８．１％、勝馬率１４．３％。たいしたアップです。もっとも昨年チャンピオンの宮崎氏はこの頃まだ未勝利だったことですから、現在不調の皆さんも決して悲観されることはありませんよ。では来月は半期決算号となります。Good-Bye。
--- 以下略（有馬記念予想） ---