あっという間にもう年の瀬を迎えてしまいました。もうやだ、BRAなんてやめちゃうなどと思っている方もいることと思いますが、今月はそんな皆様に追い討ちをかけるような凄い馬が現れました。
サクラホクトオー ご存知サクラチヨノオーの弟君にていらっしゃいます。東京のデビュー戦を圧勝の後、オープンの府中3歳Sで1800m1分48秒6という凄いレコードをマークした同馬は、G1朝日杯3歳Sに単勝1.3倍という大本命で登場、他の馬とは3枚ぐらい違うようなレースで楽勝しました。この後は弥生賞から皐月賞/ダービーへと進むそうですが、2冠制覇の可能性さえ出てきて、大西氏の鼻は高くなる一方。ハリー・リームスのポコチンぐらいありそうです。
さてすっかり影の薄くなってしまったその他大勢ですが、駆け足でレポート致します。
モガミショーウン、あの2億6500万の馬がいよいよデビュー。ところが、デビュー戦ではセンリョウヤクシャというふざけた名前の馬に差し切られ、確勝といわれた2戦目は5着に破れ、さすがに大西氏に盆と正月は一緒には来ませんでした。
サクラユタカヒメ デビュー戦は4コーナーで走る気をなくして、10着に大敗しデビュー戦最低着順のタイ記録を作りましたが、2戦目で大きく変わって逃げ切り、桜花賞へ名乗りを上げました。
シンボリシーザー 無事是名馬の代名詞、今度は、なんと中京遠征。カトレア賞で8番人気ながらも5着に入賞。相変わらずちゃっかりしています。
レイニーガール 2戦目の新馬は2番人気で7着に破れてしまいました。もう少し時間が必要でしょう。
エンドレスアロー 函館以来久々の登場。5着と破れたものの、次は変わってきそうです。
ライトアロー デビュー戦で10着と惨敗、これはシンボリザイラーの8着を破る新記録でした。タイムは驚異の2000m、2分9秒1!2戦目では、いわゆる「上から下まで無印」。先月号で人のことを笑っていた佐々木氏は、青くなるやら赤くなるやら。
ナカミトップラン 新馬5着、6着の後、未勝利2着。最終週でなんとか勝ち上がりたいところ。
ヒダカツクロス 新馬では強敵相手に惜しい競馬を続けましたが、ひさびさの未勝利では、人気通りに快勝。ようやく血統の良さが出てきた感じです。
マルゼンカイウン 2戦目の新馬は、14頭中14着。ついにBRA所属馬初の最下位。ダービーは余りにも遠い。
ウィナーズサークル 4ヶ月ぶりに未勝利に登場。2着ながら、2000m、2分3秒1は好タイム(当日の3歳特別は2分4秒2)なので、次は勝ってくれるでしょう。
さて、今月は特集2本立て、お楽しみください。
--- 以下略(馬名解説、有馬記念予想) ---