Syd Mead's Sentinl 400 Limo
2002 / #52924 / made in Malaysia.


 

 

 

2002 / #52924 / 2002 First Editions No.42/42 / made in Malaysia.

意外な選択で正直 驚いたが、HWはシド・ミードが描き出した未来型リムジンを具現化させた。

シド・ミード(シドニー・ジェイ・ミード:1933年生まれ)。
一時はフォードにも身を置いた事
がある彼だが、これまでに工業デザイン以外にも 都市デザインやテーマパークの施設デザイン、
ゲームグラフィックなど多種多用のプロジェクトに参加しており、フューチャーコンセプトデザイ
ナーとしての認知度が高い。少し前には「ターンA ガンダム」のメカデザインも担当(実は'83〜
'85年頃にも「GUNDAM」に企画参加している。)して、ガンダムファンを驚かせた。その才能は
映画業界でも必要とされ、その代表作であるSF映画「BLADE RUNNER」('82)では、当初ヴィーク
のみのデザイン参加であったが、デザイン画の背景に描き込まれた未来都市に魅了されたリドリ
ー・スコット監督により、都市から小道具に至るまで 総てのデザインワークを任された作品だ。 
彼が創り出した世界観は、20年以上経った今なおリスペクトされ続けている。         
もっとも、彼の描き続けたてきた未来は、そこに観た<ダークな未来>では無く、あらゆる可能性
に満ちた先進的<明るい未来>であり、そこに惹き付けられるクライアントも多いのであろう。 

Super-elite Limousin・・・このスケッチが掲載されているミードの画集「SENTINEL 2」で
は、この車の形態をこう記している。長く低い車体を、ドアからリアフェンダーまで滑らかに伸
び切るベルトラインと、両エンドに設置されたランプが優雅に演出し、ガルウイングドアは乗降
性を考慮して車幅
中央付近まで切り込まれている。背景にはこの車に相応しい人物やステージが
描き込まれ、例えヴィークルがメインであっても それを包み込む環境まで含んだ提示(提案)で
より魅力的に見せる力は流石だ。  HWの具現化では、他のアングルスケッチが無いと思うのだ
が、ウインドゥから覗き見れる内装やシャシーまでも造り込み、その立体化に説得力を持たせて
いる。スケッチと比べるならば、ドアから繋がるリアフェンダー上のベルトラインが直線的すぎ
るという感じはするが、少なくともサイドビューに関しては忠実に再現しようとしたのが判る。
欲を言えば、両エンドのランプ形状をもう少し煮詰めて欲しかった。 因にスケッチにはテール
ランプ横に(画像でも僅かに見えるが)[ SENTINEL 400 ]のエンブレムが描かれている。氏の描
き出すヴィークルには しばしこの[ SENTINEL ]エンブレムが用意されている。       

ミードが過去に提案してきたヴィークルには他にも魅力的な物が多く、今後はそれらのモデル化
にも期待したい。ページが大きすぎてスキャナーで取り込めない為 カメラでの撮影になってしま
ったが、氏のスケッチを数点 掲載しておく。                       

 

 
講談社発行「SENTINEL 2」より: ISBN4-06-202322-9


 

2003 / #57119 / PHW : Roll Patrol
Series. No.3/10 / made in Malaysia.



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