先祖崇拝
沖縄では「先祖崇拝」が広く浸透しており『トートーメー』と呼ばれる「位牌」そのものが崇拝の対象となるそうです。
「先祖崇拝」の気持ちから「お盆」は沖縄の年中行事では重要視され、遠く本土などへ働きに行っている者は「正月には帰らなくともお盆には帰る」という者が少なくないようです。
『トートーメー』は、基本的に長男が継ぎますが、居ない場合は血縁の男子が継ぎます。場合によっては継承者をたどって、ブラジルに移民した一家に行き着いた、などという例もあるそうです。
父系の男子しか継ぐことができず、『トートーメー』を受け継ぐ事は土地財産も受け継ぐ事にもなります。これが「男女差別」であるという議論もあり、財産問題が絡むため問題を一層複雑にしています。
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