サトウキビ



 沖縄の作物といえば、まず思い浮かぶのがサトウキビです。
 サトウキビはイネ科の多年生草木で、熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されています。茎の高さは2m〜3m、太さは2cm〜4cm、茎には10〜20%の蔗糖を含み、精製砂糖(黒糖)の原料となります。
 沖縄では「ウージ」と呼ばれ、重要な基幹作物となっており、県内農家の8割り近くが栽培し、製糖工場もたくさんあります。
 市街地は別として、住宅地のちょっとした空き地などでも作られているのは、植え付け後は収穫まであまり手間がかからないというような事情があるようにも思います。

 さて、そのサトウキビですが、一見するとススキのお化け(大きいという意味で)のようで、初めて沖縄に来たときはそれが畑の作物だとは思わず、原野に生えている雑草かと勘違いしてしまったほどです(笑)
 収穫時期になると、刈り取られたサトウキビが、道路端に山のように載まれているのをあちこちで目にします。
 このサトウキビはトラックに載まれ、県内各地の製糖工場へと運ばれ、「黒糖」などの製品になります。



植えつけ間もないサトウキビ やや成長したサトウキビ

背丈以上に成長 刈り入れ間もないサトウキビ

サトウキビの茎 サトウキビの断面



サトウキビの収穫

収穫準備のため、葉を落とされたサトウキビ サトウキビの刈り入れ風景

刈り入れが終わって、束にされたサトウキビ トラックへの積み込み

運搬中のサトウキビ 製糖工場へ運び込まれたサトウキビの山



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