オリオンビール



【画像】オリオンビール名護工場  沖縄のビールといえば、なんといってもオリオンビールです。
 オリオンビールは昭和32年に「沖縄ビール株式会社」として設立され、昭和34年から本格的な生産が開始、社名も「オリオンビール株式会社」に変更されました。

 本島北部の名護市に工場を構え、過去何度もの工場増設を行い、今では沖縄県内の一大企業となっています。
 亜熱帯の気候に合わせた味わいのためか、正直言って昔はあまりおいしとは言えなかったそうですが、近年は本土産の大手メーカーのビールに比べも引けを取らないようです。
 また、酒税法の軽減措置により、値段が本土大手メーカーのモノに比べ少々安くなっているため、県内では絶大な人気を誇っており、重要な「県産品」の一つです。
 ただ、この酒税軽減措置も2007年で切れるため、営業強化策の一環としてアサヒビールとの提携なども進められています。

 夏場には県内各地でビール祭りが行われ、那覇市奥野山武山公園で行われる「オリオンビアフェスタ」ではライブステージや花火大会なども行われ、盛大なイベントとなっています。
 近年、アサヒビールとの業務提携によって本土向けの出荷も大幅に増えたようで、皆さんが手にされる機会も多くなることでしょう。


オリオンドラフト

オリオンビールのレギュラー商品です。
メーカーによれば「爽快な喉ごしと、マイルドな味わい」がウリということのようですが、個人的にはあまり好みの味ではありません。
ドイツ・ハラタウ産のホップと、オーストラリアやヨーロッパ各地の厳選された高品質のモルトを使用しています。
【原材料】麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
【アルコール分】約4.5%

オリオンピルス

オリオンビールから販売されている ピルスナータイプのビールで、平成4年の6月から生産されています。
ドラフトに比べ、酸味が少なく飲みやすい感じで、大手メーカーのレギュラー品、「キリンラガー」「サッポロ黒ラベル」などにも引けを取らない感じがします。
ザーツ産ホップを使用し副原料には米だけを使用しています。
【原材料】麦芽、ホップ、米
【アルコール分】約5%

オリオン黒生

オリオンから販売されていた黒ビールで、平成9年から生産が開始されたものの、現在は生産を行っていないようです。
私は国産黒ビールはあまり得意ではありませんが、この「オリオン黒生」は比較的口当たりがよく、飲みやすく感じていましたので、少々残念です。
【原材料】麦芽、ホップ、コーン、スターチ
【アルコール分】約5%

オリオンアロマトーン

オリオンビール初の発泡酒として平成9年6月から生産されています。
発泡酒ブームにのって、売り上げを延ばしたようですが、現在は後発の「オリオンスペシャル」「オリオン鮮快生」が新たに発売され、やや苦戦を強いられているようにも思います。
【原材料】麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
【アルコール分】約4.5%

オリオンスペシャル

平成12年12月から生産が始まった、オリオンの主力発泡酒で「辛口生」がウリです。
いわゆる「ドライ系」ということになるのでしょうが、メーカーによるとオリオン独自の「高発酵辛口醸造」という製法で、糖度をおさえアルコール度数上げることによって鮮烈な味わいを作り出しているそうです。
【原材料】麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類
【アルコール分】約5.5%

オリオン鮮快生(せんかいなま)

オリオンの新発泡酒で、平成14年8月から生産が始まりました。
厳選された素材と醸造技術の粋を結集した製品ということです。
「アロマトーン」と「オリオンスペシャル」の中間的な味わいですが、「鮮快生」の発売で「アロマトーン」との棲み分けが出来るのか、やや疑問です。
【原材料】麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類
【アルコール分】約5.5%


戻 る