沖縄のビールといえば、なんといってもオリオンビールです。
オリオンビールは昭和32年に「沖縄ビール株式会社」として設立され、昭和34年から本格的な生産が開始、社名も「オリオンビール株式会社」に変更されました。
本島北部の名護市に工場を構え、過去何度もの工場増設を行い、今では沖縄県内の一大企業となっています。
亜熱帯の気候に合わせた味わいのためか、正直言って昔はあまりおいしとは言えなかったそうですが、近年は本土産の大手メーカーのビールに比べも引けを取らないようです。
また、酒税法の軽減措置により、値段が本土大手メーカーのモノに比べ少々安くなっているため、県内では絶大な人気を誇っており、重要な「県産品」の一つです。
ただ、この酒税軽減措置も2007年で切れるため、営業強化策の一環としてアサヒビールとの提携なども進められています。
夏場には県内各地でビール祭りが行われ、那覇市奥野山武山公園で行われる「オリオンビアフェスタ」ではライブステージや花火大会なども行われ、盛大なイベントとなっています。
近年、アサヒビールとの業務提携によって本土向けの出荷も大幅に増えたようで、皆さんが手にされる機会も多くなることでしょう。
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