[ 2006年6月の日記 ]


 今シーズン初めてのボートフィッシング、場所はおなじみの伊達市黄金海岸、やはりおなじみの「黄金ボートセンター」で手漕ぎボートを借りての釣りである。
 本当ならばは5月中には一、二度来ておきたかったのだが、週末に天候不良なことが多かったり、こちらの都合が悪かったりと、とうとうこの時期にまでズレ込んでしまった。
 午前4時に到着すると、マガレイの最盛期ともあって釣り客が多く「ボートが取れないのでは?」との不安が頭をよぎったが、人数の割には2〜3人乗りの客が多かったため、幸い12番で乗ることが出来た。
 それにしても、ここは手漕ぎボートは18隻しかないので、もう少し遅ければ悔しい思いをするところだった。
 早速支度をして沖に漕ぎだすと、風もなく波もそれほどない。
 いつもの如くあまり沖には出ずに竿を下ろすと、「ギスカジカ(和名:ツマグロカジカ)」の猛攻の中に中型の「マガレイ」が混ざりだした。
 ただ、誘うと「ギスカジカ」、置き竿にすると「ヒトデ」という感じでなかなか本命のカレイは数が伸びない。
 思い切って小突き用の仕掛けに青イソメをたっぷりと房掛けにして誘ってやると、いくらもしないうちに30センチオーバーの「アブラコ(和名:アイナメ)」が掛かった。
 ただ、「アブラコ」もそれっきりで、とうとうしびれを切らし場所を変えることにして、最初の場所よりも少し沖目まで漕いで行く。
 しかしながら期待に反し、場所を変えても状況は相変わらずで「マガレイ」はもちろん「シイモチ(和名:イシガレイ)」も乗らない状態にどうしたものかと思案する。
 もっと沖に出てあくまで本命の「マガレイ」を狙うのか、岸寄りのテトラ周りまで戻って「アブラコ」狙いに切り換えるのか・・・・・ここで「ものぐさ釣り師」の本領をフルに発揮し、帰り道の近い岸寄り狙いに腹を決めた(笑)
 ところがこの選択が吉と出る出来事が起こってしまう。
 ある意味「奥の手」的に用意してきたブラー代わりのルアー(スプーン赤金10g)にイソメを付けてキャスティングを繰り返していると、なんとも鈍い反応が・・・・・。
 根掛かりか?それとも、コンブの根にでも引っかかったかな?などと思ってみたが、引き寄せると重たいもののじわりじわりと寄ってくる。
 んー?やっぱりコンブかな?などと思ったところに突然の生体反応があり、おっ!魚だっ!と喜んだものの、明らかに「アブラコ」の引きとは異なる。
 ん?なんだ?「アカハラ(和名:ウグイ)」か?と期待と不安が入り交じる中、なんとかかんとか水面まで引き寄せると、なんと正体はカジカではないか。
 慎重にタモに収めて船の上に引き上げると、ゆうに40センチを超えるでっぷりと太った「イソカジカ(和名:ギスカジカ)」であった。
 その後、やはりテトラ周りで同サイズの「イソカジカ」を追加、35センチクラスの「アブラコ」も加え納竿とした。
 本来はカレイ狙いであったので、やや不本意ではあるが2匹の大型カジカに満足し、まずまずの釣行となった。
 その日の夕食には、肝がたっぷりと入ったカジカ汁が食卓に並んだことは言うまでもない。


ポイント 伊達市黄金海岸沖(手漕ぎボート)
釣行日時 2006年6月18日 04:30〜10:30
気象状況 曇りのち晴れ、微風
小潮(月齢21.9) / 満潮06:50頃
タックル1
  仕掛け
タックル2
  仕掛け
タックル3
  仕掛け

   付けエサ

主な釣果
(標準和名)
1.8m船竿+小型両軸リール
  小突き天秤+20号オモリ+流線13号1本針
1.8m船竿+小型スピニングリール
  船天秤+20号オモリ+流線15号2本針
6ftルアーロッド+小型スピニングリール
  ブラー仕掛け

   活青イソメ、エラコ

ギスカジカ45cm、43cm
アイナメ35cm、33cm
イシガレイ33cm
マガレイ23〜28cm×5、15〜20cm×4
スナガレイ17cm×1
ツマグロカジカ15〜25cm×10+



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