[ 2004年10月の日記 ]


五目釣り
 10月9日、3連休初日、関東地方に大型台風が接近中の中の、まずは日高門別漁港へ向かう。
 釣り場はウネリも風も無く快適な条件、チカ狙いでサビキ仕掛けオンリーで午前10時ごろから竿を出す。
 ポツリ、ポツリとカタクチイワシが釣れるなか、チカが2匹ほど混じるも、ウグイが煩くなかなか釣りをさせてくれない。
 12時を回ったころには、台風の影響か風が出始め釣りにくい状況となり、釣果も思わしくないため、釣り座の移動を考えたが、思い切って釣り場を変更することにした。

 先週同僚のJ氏がカタクチイワシを大釣したという苫小牧西港まで戻り、午後2時ごろから西埠頭の内側角で竿を出す。
 サビキ仕掛けに加え、イソメのエサで投げ竿を1本出すも、どちらにもなかなか魚信はない。
 サビキ仕掛けで底を取ると、エゾメバルの稚魚が食ってくるが、狙いのカタクチ、チカは無し。
 午後4時を回ったころ、そろそろ諦めて帰ろうかと思い、投げの仕掛けを回収してみるといつの間にやら小型のギスカジカが掛かっていた。
 改めてエサを付け直し投げ込み様子を見ていると、今度はサビキ仕掛けのほうにイワシの群れが回りだした。
 いくらもしないうちにカタクチイワシが爆釣モードとなり、サビキ5本針に5匹付いてくるという状態。
 イワシの群れが遠のいた合間を見て投げ仕掛けを回収してみると、今度は小型のコマイが掛かっている。
 間隔を置いてカタクチイワシが掛かる中、そろそろ周囲が薄暗くなってきたころ、突然イワシとは異なる大きな引きがあり、上げてみるとなんと20cmクラスのクロゾイが掛かっている。
 あたりがすっかり暗くなり、午後5時半ころに納竿、納竿前にクロゾイがもう一匹掛かり、なかなか面白い釣りとなった。

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 ポイント:日高門別漁港
  タックル:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ3号
   寄せエサ:アミエビ、サビキ用集魚剤
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 気候:若潮(月齢24.5)、曇り
 釣果:カタクチイワシ10〜15cm×5〜10、チカ10〜15cm×2、
    ウグイ20〜30cm×5〜10
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 ポイント:苫小牧西港西岸壁
  タックル1:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ5号
   寄せエサ:アミエビ、サビキ用集魚剤
  タックル2:4.2m30号磯竿+投げ専用リール
   仕掛け:L型天秤25号+カレイ針13号天秤仕掛け
   寄せエサ:活青イソメ
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 気候:若潮(月齢24.5)、曇り
 釣果:カタクチイワシ10〜15cm×70〜80、クロソイ20〜25cm×2、
    コマイ20cm×1、ギスカジカ20cm×1、エゾメバル3〜5cm×3



雨降り
 10月11日、朝から小雨模様の空が続く中、夕方には上がる・・・という天気予報を信じての釣行。
 現場到着時には相変わらずの雨、それでもめげずに竿を出すも一向に魚信は無し・・・。
 となりにチカ狙いの釣り人が入っていたが、こちらには時折魚信があるものの、上がるのは5センチほどのエゾメバル(ガヤ)の稚魚ばかりで狙う獲物は姿を見せない。
 雨が上がったかと思うと、そのうち雨足が強くなったりと天候が安定せず、こちらのほうにもさっぱり魚信は無し・・・。
 粘っているとなんとか小型のアイナメ(アブラコ)が掛かりボウズは免れるが、コレ一匹っきり(鬱)
 これではたまらずと、日没後に漁港区へ移動しブラー仕掛けでソイを狙うも、15cmほどのクロソイが出ただけで終わり。
 雨降りは家でのんびりするに限る・・・という気も。

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 ポイント:苫小牧西港西岸壁
  タックル:4.2m30号磯竿+投げ専リール用
   仕掛け:L型天秤25号+カレイ針13号天秤仕掛け
   エサ:活青イソメ
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 ポイント:苫小牧西港漁港区
  タックル:8FTルアーロッド+小型スピニングリール
   仕掛け:ブラー蛍光赤15g
   エサ:活青イソメ
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 気候:中潮(月齢26.5)、曇り
 釣果:アイナメ20cm×1、クロソイ15cm×1



強風
 10月16日、アイナメ(アブラコ)、あわよくばカジカ狙いで新冠町節婦海岸へ釣行。
 早朝4時前に自宅を出発し、5時半前には釣り場に到着する。
 波が高いのは我慢するとしても、竿を出すのを躊躇するほどの北西からの強風が吹いている。
 先行者は二人連れが一組入っていたがやはり釣りにくい様子。

 とりあえずは様子見ということで、竿を一本だけ出してみることに。
 自作の「根掛かり対策用胴突き投げ仕掛け」に、2本針の下にカツオの腹身、上にエビ塩粉に漬けたイカを付ける。
 風と波の影響で、極めて魚信がとりにくい状況であったが、一投目にほどなく25cmほどのスジアイナメ(ハゴトコ)ヒット、2本目の竿を出し、2匹目のスジアイナメをゲットする。
 間もなく同僚のJ氏からメールが入り、この後、門別漁港で落ち合う予定になっていたが、状況が悪く苫小牧まで退避するとのこと、私も強風に閉口させられ、3匹目のスジアイナメを追加したところで場所の移動を決断する。

 とりあえずは当初の予定の門別漁港まで戻り、様子見にとりあえずサビキ仕掛けを出してみたが、チカ、カタクチイワシの回遊はみられず、ウグイが掛かったのみで、再び苫小牧まで撤退。
 J氏と連絡を取り、苫小牧西港中央北埠頭で合流、投げ仕掛けとサビキ仕掛けで釣り再開、こちらも強い風が吹いているものの風を背とする形になり思ったよりは釣り易い。
 投げ仕掛けにポツポツと小型のアイナメ、サビキ仕掛けにはチカがかかるものの思ったほどには釣果が伸びず、そろそろ納竿かという日没近くになってカタクチイワシの群れにあたり、こちらは大漁となり帰路についた。

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 ポイント1:新冠町節婦海岸
  タックル1:4.5m25号投げ竿+大型スピニングリール
  タックル2:4.2m30号投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ釣り用胴突き仕掛け+25号オモリ
   エサ:カツオ腹身、エビ塩イカ
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 ポイント2:門別漁港
  タックル1:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ3号
   寄せエサ:アミエビ+集魚剤
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 ポイント3:苫小牧中央北埠頭
  タックル1:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ3号
   寄せエサ:アミエビ+集魚剤
  タックル2:4.2m30号投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:L型天秤25号+カレイ針13号天秤仕掛け
   エサ:活青イソメ
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 気候:曇りのち晴れ朝のうち一時雨、中潮(月齢2)
 釣果:スジアイナメ20〜30cm×3、アイナメ20cm×4、サヨリ20cm×1、
    チカ10〜15cm×6、カタクチイワシ10〜15cm×70〜80



東へ西へ
 10月18日、久しぶりに平日の休みで苫小牧東港への釣行。
 小サバが釣れているとのことで、サビキで小サバを狙い、投げでクロガシラカレイでも来れば・・・ということで、勇んで日の出前に自宅を出る。
 釣り場に着くと、平日ということでさすがに釣り客は少ないものの、さすがに人気のポイントはしっかりキープされており、コールセンター前の真ん中に入る。
 道具の準備をしつつ、早速コマセを打っていると、早速サヨリの群れが姿を見せる。
 これは幸先よしと、まずは投げ仕掛けを投入、続いてサビキ仕掛けを下ろすがなかなか魚信が出ない。
 投げ竿のほうもサッパリで、上げてみると大きなヒトデが付いているだけ・・・。
 そのうち、パタパタとサヨリが3匹ほど掛かるものの、後が続かない。
 結局サビキのほうはこれっきりで、投げ竿のほうにも20cmほどのアイナメが掛かったのみ。

 周囲も同様に釣果が思わしくないようで、9時を回ったあたりで釣り場を移動することに。
 大物は諦め、チカでも釣れればと苫小牧西港の中央北埠頭を覗いてみる。
 ところが平日のため、沢山の船が荷物の積み下ろしを行っているためにほとんど釣り座がとれない状態。
 海の中を覗いてみると小型のサヨリが群れているのを確認し、先客を避けてなんとか釣り座を確保するものの、全く魚信は無く早々に納竿。
   折角の平日の休みであったが、なんとも締まりの無い釣行となってしまった。

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 ポイント1:苫小牧東港中央埠頭東岸壁
  タックル1:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ5号
   寄せエサ:アミエビ
  タックル2:4.2m30号投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ釣り用胴突き仕掛け+25号オモリ
   エサ:活青イソメ
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 ポイント2:苫小牧西港中央北埠頭
  タックル1:5.3m1.5号磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカサビキ5号
   寄せエサ:アミエビ
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 気候:晴れ、中潮(月齢4)、北東からの弱い風
 釣果:アイナメ(アブラコ)20cm×1、サヨリ20〜25cm×3



ちょっと落ち込み
 10月24日、新潟県での大地震の翌日、朝イチからの予定を変更して午前9時過ぎに自宅を出て苫小牧西港へ向かう。
 なお、震災により亡くなられた方々を始め、被災者の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。

 さて、途中、苫小牧に入ってからコンビニで食料を買い込むが、ここで重大な失敗に気が付く。
 なんとサビキ釣り用の磯竿を持ってきていないではないか。
 完全に車に積んであるものと思い込んでいたのだが、家の物置に置いたままにしてきたらしい。
 取りに戻れば40分ほどのロスとなるのだが、予定変更で出発自体が遅れていることもあり、また今日のメインは投げ釣りということでこのまま西港に向かうこととした。
 ちょっと落ち込みながらも15分程度で港に到着、早々に竿を出す。
 オリジナルの投げ胴突き仕掛けに自家製のエビ塩イソメを付けて投げ込んで一段落、風もなく、海面も穏やかで、覗き込むとチカかカタクチイワシか、小魚がたくさん群れている。
 磯竿を忘れたことに再び落ち込んでいると早々に魚信があった。
 上げてみると20cmほどのアブラコがWで掛かっている。
 これは幸先良しと思っていると、いくらもしないうちにもう一匹を追加、これはサビキなどやっている暇は無かったか?!と自分自身に言い聞かせる。
 昼までにもう一匹を追加し、計4匹となるがここから先が続かない。
 オリジナルの仕掛けは針下を長めにとってあるのだが、それでもヒトデの猛攻に遭い、全く釣りをさせてくれない。
 それても隣の天秤仕掛けの紳士よりはいくぶんマシなようで、ヒトデ対策がいくらか利いているのだろうか。
 午後からは南西の風がやや強くなり、少々釣りにくい状態となる。
 その後一匹も追加することなく、夕刻を迎える。
 納竿直前に得たいの知れぬ魚を一匹追加、帰宅後の調査でスズキ目タウエガジ科のガジという魚であることが判明する。
 それにしても、相変わらず不完全燃焼の釣りとなった。

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 ポイント:苫小牧西港中央北埠頭
  タックル:4.2m30号投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ釣り用胴突き仕掛け+25号オモリ
   エサ:エビ塩青イソメ
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 気候:晴れ、若潮(月齢10)、南西からの弱い風
 釣果:アイナメ(アブラコ)20cm×4、ガジ20cm×1



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