[ 2004年8月の日記 ]


サンセットフィッシング
 8月4日、仕事終わりに夕涼みを兼ねて苫小牧西港へ釣行。
 東埠頭付近を偵察したあと、港の西側に広がる漁港区へ。
 すでに数組の先客があり、投げ釣り派とソフトルアー派がそれぞれお気に入りの場所で竿を出している。
 私もさっそく釣り支度を済ませ、出入航する大型フェリーを眺めながら、ブラー仕掛けでお手軽フィッシング。
 遠投をして着底するまでフリーフォール、その後少しずつ手前に誘ってくる。
 心地よい涼風に吹かれながら、テトラ周りや港の入り口を丹念に探ってゆくと、小型ながらクロゾイが飛び出す。
 1時間程度の釣行で、わずか2匹の釣果ではあったが、小さな体になかなかの引きで、まずまず楽しい釣りとなった。
 ポイント的には投げ釣りなども面白そうだが、そのうちチャレンジしてみようと考えながら帰路につく。

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 ポイント:苫小牧西港漁港区
  タックル:8ftルアーロッド+小型スピニングリール
  仕掛け:ブラー15g赤、15g夜光
  エサ:塩エラコ
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 気候:晴れ、中潮
 釣果:クロゾイ15〜20cm×2



夜討ち朝駆け
 8月11日、2日掛かりの小樽への釣行。
 早朝から夜までというスタイルでは、ここのところの猛暑で日中は釣りに成らず・・・という判断から、午後に自宅を出発し、夕刻から夜半にかけてひと釣りし、車で仮眠をとったあと、早朝からもうひと釣りという趣向である。

 渋滞にハマリ思った以上に移動に時間がかかってしまったため、小樽に着いたことにはすっかり日が傾きかけていた。
 釣り始めが午後6時と遅くなってしまい、ハゼが3匹ほど釣れたところであたりがすっかり暗くなる。
 その後、パッタリとあたりが止まるも、突如大きめのアタリがあり、取り込んでみると25cmほどのクロソイが掛かっていた。

 午後10時頃になって一時仮眠、午前3時に目ざましの音で目覚める。
 午前4時近くになったころから、ご近所の旦那衆が三々五々に集まりだし、サビキ釣りを始める。
 私も投げ釣り仕掛けからサビキ仕掛けに変更し、コマセを打っているうちに、カタクチイワシの群れが回り出し、バタバタと連れ出す。
 少しの間忙しい思いをするも、回遊は小1時間ほどで終わり、その後アタリはパッタリと止まる。
 旦那衆の話では、日が昇るともうダメとのこと。
 午前6時頃にサビキ仕掛けを仕舞い、北防波堤に移動し、再び投げ釣りでハゼ狙い。
 ポツポツと上がるものの、思ったほどの釣果は無く、頻繁に誘いをかけていると、突如ガツンと大きな手応えが。
 上がってくる獲物を見て、てっきりクロガシラガレイかと思いきや、なんと30cmを越えるヒラメであった。

 午前9時過ぎに納竿し早々に帰宅、夜はヒラメとソイの刺身、ハゼの唐揚げ、イワシの梅肉煮が食卓を飾った。

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 ポイント1:小樽港厩町岸壁
  タックル1:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ胴突仕掛け+20号オモリ
   エサ:活青イソメ、エビ塩イソメ、塩エラコ
  タックル2:5.3m磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカ用サビキ仕掛け
   エサ:アミエビ+チカコマセ
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 ポイント2:小樽港北岸突堤
  タックル:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール
  仕掛け:投げ遊動仕掛け+25号L型遊動天秤
  エサ:活青イソメ
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 気候:小潮、晴れ、微風
 釣果:ヒラメ35cm×1、クロソイ25cm×1、マハゼ10〜15cm×8、
    カタクチイワシ10〜15cm×27



ハゼ釣り
 8月17日、先週に続いて小樽への釣行。
 先日の釣行でハゼを持ち帰ったところ、母親が初めて食べたというハゼの評判が大変良く、今回のメインターゲットはズバリハゼ、あわよくばカレイ類でも釣れれば・・・というところである。

 深夜に自宅を出て、途中手稲のフィッシュランドでエサを購入、ここは年中24時間営業なので、小樽への釣行の際には大変便利である。
 日の出前に釣り場に入るが、平日のせいか突堤には先客は無し。
 暗いうちはブラー仕掛けで底を探ってみるも何も出ず、1時間ほどで投げ釣りに変更する。
 港の内向きに釣り座を構え、購入したばかりの投げ竿でフルキャスト。
 この竿は先日破損してしまった竿の代わりに買ったもので、今までは4.5mを好んで使っていたが今回は4.2mのものに変更、なかなか使いやすく良い感じ。
 問題の釣果のほうであるが、午前5時すぎあたりからポツポツとハゼがアタリ出し、飽きない程度に楽しめた。
 途中、小さなクロガシラカレイとアイナメが釣れ、どちらもリリースをと思ったが、運悪く針をも飲まれ結局お持ち帰りに・・・。
 陽が高く昇ってからはアタリも遠のき、忘れた頃に釣れる程度となったため午前10時前に納竿、車中で仮眠をとったのち帰路に着いた。

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 ポイント:小樽港北岸突堤
  タックル1:13ftルアーロッド+中型スピニングリール
   仕掛け:30gブラー仕掛け・銀
  タックル2:4.2m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ天秤仕掛け+25号L型天秤
  タックル3:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ天秤仕掛け+25号L型天秤
  エサ:活青イソメ、紅エラコ、エビ塩イソメ
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 気候:大潮、曇りのち晴れ、朝のうち西の風のち微風
 釣果:マハゼ10〜15cm×17、クロガシラガレイ15cm×1、
    アイナメ(アブラコ)15cm×1、シャコ×1、ヒトデ×3



テンカラ初体験
 8月26日、午後から仕事が休みとなったために千歳川へ。
 今日はテンカラの初体験である。
 テンカラとは、日本古来の毛鉤釣りのことで、要するに日本式のフライフィッシングというところである。
 フライフィッシングと大きく異なるのは、リールを使わないノベ竿を使用することで、そのほか、ラインの重さで毛鉤を跳ばす点などは、まさに和式フライフィッシングと言って差し支え無いのではないだろうか。

 当初の予定では、千歳市街上流の「青葉公園橋」付近に入る予定であったのだが、先客が多かったのに加え、犬を水遊びさせている人がいたので、下流の長都橋の近くに入る。
 川岸から丹念に探ってみると、小気味よい反応がある。
 ちょっとした空き時間の遊びとして、非常に面白いものだと手応えを感じた。

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 ポイント:千歳川長都橋上流付近
  タックル:4.2mテンカラ竿
  仕掛け:テンカラライン3m+フライ用リーダー7.5ft
  毛鉤:#14ドライ系フライなど
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 気候:晴れ、弱い北風
 釣果:ウグイ15〜20cm×2



ダブルヘッダー
 8月28日、休日のため苫小牧東港へ投げ釣り・・・と張り切って出かけたものの、現地到着後から徐々に天候が崩れ始める。
 時折落ちてくる小雨はやむなしとしても、徐々に強まる南風には閉口させられる。
 それでも釣り初めて間もなく20cmほどのアブラコが上がり、さい先良しと気を良くしたものの、如何せんその後が続かない。
 なにしろヒトデのオンパレードでなかなか釣りをさせてくれない。
 その後15cm前後のアブラコを2匹上げるも、ますます風は強まり、周囲の釣り客は次々に引き上げる始末である。
 結局最後の一人となって粘ったが、3時間ほどの実釣時間で午前9時に撤収となった。

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 ポイント:苫小牧東港コールセンター前
  タックル1:4.2m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ天秤仕掛け+25号L型天秤
  タックル2:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:投げ胴突き仕掛け+20号オモリ
  エサ:活青イソメ
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 気候:中潮、曇り時々小雨、強い南風
 釣果:アブラコ15〜20cm×3
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 さて、同日の午後、午前中の不完全燃焼を引きずったままテンカラ竿を持って千歳川へ。
 風が強いため、ラインをテンカラ専用ラインから、重量のあるフライラインに変更しチャレンジ。
 鮭の遡上時期であるため、インディアン水車〜根志越橋の間が全面禁漁となっており、偵察を兼ねて根志越橋下流を探ってみる。
 清流の趣を残しつつ、中流域へと繋がる千歳川は水量も多くトルクの太い流れを見せている。
 所々川岸に出られるところがあり、丹念に探ってみたものの、ウグイが一匹と思わしい釣果は見られなかった。

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 ポイント:千歳川根志越橋下流付近
  タックル:4.2mテンカラ竿
  仕掛け:フライライン3.2m+フライ用リーダー1.6m
  毛鉤:#14ドライ系フライなど
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 気候:晴れ、弱い北風
 釣果:ウグイ20cm×1



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