[ 2004年7月の日記 ]


千歳川デビュー
 7月4日、すぐそばに川がありながら、海釣り派としてはなかなか足が向かず、初の千歳川での釣り。
 ポイントは千歳川中流域の根志越橋と長都橋の間である。
 ここは私が最近野鳥のカワセミを撮りに度々訪れる場所で、写真撮影のついでに釣りも楽しんでしまおうという趣向である。
 同僚のフライマンJ氏によると、「ウグイくらいしか釣れないが、ブラウントラウトがこの辺まで降りてくる可能性が無きにしも非ず」とのことであったので、頭の片隅に期待を押し込めつつ、午後からポイントに向かう。
 釣りにはまだ早いと川べりでカメラを構えていると、前出のJ氏がフライロッドを片手に現れる。
 さっそく釣り具を取りに車へ戻り、カメラと双眼鏡を車に押し込めると手早くアマチュアカメラマンからアマチュアアングラーに変身。
 一抹の期待を抱きつつも、ウグイでもいいから久しぶりに魚を引きを味わえれば・・・との思惑で、タックルをセット。
 今回の仕掛けは、川釣りでは型破りとなる、磯竿によるウキ釣りである。
 とりあえずは手持ちの道具でということと、道外でおぼえたウキフカセ釣りは川でも通用するとの思いからこの仕様となったが、エサは川釣りでは定番のイクラをメインに、さらには海で定番の虫エサ青イソメも持ち込む。
 しかしながら、釣果は15cmのウグイが2匹、20cmが1匹と散々な結果、午後5時を過ぎたあたりで、タックルをルアーに変更するも、ヒット無しで納竿する。
 ちなみに、フライタックルのJ氏も、仲良く3匹とおいう釣果であった。
 J氏曰く、「あまりにも釣れなさ過ぎ!」とのこと。
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 ポイント:千歳川 根志越橋〜長都橋
  タックル1:5.2m1.5号磯竿+スピニングリール(3号ライン通し)
   仕掛け:固定自立唐辛子ウキ+渓流針7号
   エサ:青イソメ、イクラ
  タックル2:6ftルアーロッド+スピニングリール(8LBライン)
  ルアー:小型スプーン(シルバー、赤金)
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 条件:晴れ、午後3時〜午後7時
 釣果:ウグイ15〜20cm×3匹



まずは現地偵察
 7月10日、春先以降、私事でバタバタとしていたため、今年初めての海釣りである。
 前夜からの雨もかろうじて止み、午前8時すぎに自宅を出発、一路苫小牧東港を目指す。
 苫小牧西港では何度か竿を出したことがあるが、苫小牧東港への釣行は初めての経験である。
 濃霧の中、途中エサを買うために回り道をし苫小牧市入船町のエビス釣具店に立ち寄る。
 悪天候で竿が出せるかどうか判らない状態であるのと、今日は釣り場の偵察が目的ということで、とりあえず青イソメを300円分購入する。

 まずは苫小牧東港中央埠頭の様子を見に行くが、先端西向きの釣り座は、投げ釣りや垂らし込みの釣り師で一杯、基部の船溜まり周辺でも竿を出している釣り師が見られたがどちらも釣れている気配は無し。

 当初の目的は一本防波堤西側の砂浜であったが、いつ雨が降りだしてもよいように、車のそばに釣り座のとれる一本防波堤東側の砂浜に変更、一本防波堤寄りに数組が入っていたので、中央埠頭寄りに車を止め、11時頃からとりあえず竿を出す。

 初めは全くアタリ(魚信)の無い状態であったが、11時半を過ぎたあたりからかすかなアタリ出始める。
 しかしながら、15cm前後のアブラコ(アイナメ)の幼魚が3匹ほど釣れるのみ。
 その後、20cmクラスのウグイ、再び15cmクラスのアブラコと続くものの、お持ち帰りサイズの気配は無し。
 12時半すぎに25cmクラスのウグイが出たのを最後に、13時を過ぎたころからアタリがぱったりと止まり14時に納竿する。

 帰路、一本防波堤に立ち寄り先端部まで偵察する。
 先端部周辺には多くの釣り師が入っていたが、いずれも釣果は思わしくないとのことであった。

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 ポイント:苫小牧東港一本防波堤東側の砂浜
  タックル:4.5m25号投げ竿+投げ専用スピニングリール(3号テーパーライン)
   仕掛け:カレイ13号針3本付き投げ胴突仕掛け+20〜25号オモリ
   エサ:青イソメ
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 条件:霧、東からの弱い風、小潮、午前11時〜午後2時
 釣果:アブラコ15cm×4匹、ウグイ20〜25cm×2匹



徒歩3分
 7月13日、前日までは肌寒い雨模様が続いていたが、本日の午後からは一転して雲一つない青空となった。
 仕事が早く終わったので、日没まで徒歩3分のところにある千歳川で竿を出す。
 このポイントはヤマメやニジマス、またブラウントラウトなども出るそうだが、釣り人も多く、また市街地を流れているために、魚のプレッシャーも相当に高そう。
 タックルは、短めの磯竿に円錐うきを使ったフカセ釣りスタイル。
 平和橋〜JR千歳川鉄橋を1時間ほど探ってみたものの結果はゼロ、私のほかにも数人の釣り人を見かけたがやはり釣果は無かった模様。
 
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 ポイント:千歳川千歳市街流域
  タックル:3m2号磯竿+小型スピニングリール(1.5号ライン)
   仕掛け:道糸通し+円錐ウキ(B)+ガン玉B+渓流針7号
   エサ:イクラ、バイオワーム(マウンテンバイオミニ)
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 条件:晴れ、弱い風、午後5時半〜午後6時半
 釣果:なし



返り討ち
 7月16日、平日の休みで先週のリベンジ!とばかりに、再び苫小牧東港への釣行。
 先日の現地偵察を活かし、一本防波堤に入る。
 エサは同じく苫小牧市入船町のエビス釣具店で購入・・・と考えていたが、平日6時開店と錯覚をしていたところ、7時の開店で一時間のロス。
 今後は平日の釣行は前日にエサの調達をしなければ・・・と反省。
 ポイントとしては先端部南向きがベストなのだろうが、平日ながら数組の先客があり、のんびりと釣りを楽しみたい私は、釣り座の混雑を避け、先端から250mほど戻ったところに釣り座を構える。
 内向き(東向き)に2本の竿を出すが、一本は投げ胴突仕掛け、もう一本はL型天秤の遊動仕掛けとし、エサは青イソメ。

 さて、上げ潮に向けて好条件と思いきや、一向にアタリ(魚信)は無く、周囲の釣り客も同様の模様で、中には竿をほったらかしで昼寝を始める輩も。
 常連客によると、この数日イルカの群れが港内に入り込み、魚を追い回しているとのこと。
 これが原因かどうかは判らないが、3時間の間に一度もアタリが無いという、焦りを通り越して思わず笑ってしまうような状況であった。
 自分自身に「まあ、こんな日もあるさ」と言い聞かせ、成果は「根掛かりか?」と勘違いしたヒトデ一匹のみ。
 リベンジのつもりが、見事返り討ちにあってしまった(笑)
 
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 ポイント:苫小牧東港一本防波堤西向き
  タックル:4.5m25号投げ竿+投げ専用スピニングリール(3号テーパーライン)
   仕掛け1:カレイ13号針3本付き投げ胴突仕掛け+20号オモリ
   仕掛け2:カレイ13号針2本付き投げ遊動仕掛け+25号L型遊動天秤
  エサ:青イソメ
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 条件:晴れ、東向きの風、中潮、午前8時〜午前11時
 釣果:なし(ヒトデ一匹)



ヒメマスの湖
 7月17日、同僚のJ氏と支笏湖へ釣行。
 J氏所有の小型ボートで湖上フィッシングとの趣向である。
 5時ごろ自宅を出発、途中コンビニで買い出しを済ませ、1時間半弱ほどで、支笏湖の西岸側にあるオコタンに到着する。
 やや風があるものの、J氏の愛車からボートをおろし、手早く釣り支度を整えると直ちに出航。

 仕掛けは「棒ウキ」と「胴突き」にルアーも使ってみるが反応は無し。
 上陸直前にJ氏が20cmほどのアメマスを釣り上げるも、管理人の話ではこの数日水温が高く、マス類は釣果が思わしくないとのこと。
 その後岸からのルアーで小さなアメマスを掛け、ボウズは免れるも散々な結果に終わる。

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 ポイント1:支笏湖オコタン沖
  タックル1:3m磯竿+小型スピニングリール(3号ライン)
   仕掛け:棒うき+オモリ1号+ガン玉B+渓流針7号
  タックル2:6ftルアーロッド+小型スピニングリール(3号ライン)
   仕掛け:胴突き仕掛け+オモリ5号
  エサ:イクラ、柳虫、サシ、バイオワーム(マウンテンバイオ、マウンテンバイオミニ)
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 ポイント2:支笏湖オコタン湖岸
  タックル:6ftルアーロッド+小型スピニングリール(8LBライン)
   ルアー:小型スプーン、小型ミノー
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 気候:晴れ、微風
 釣果:アメマス15cm×1



ウグイ憎し
 7月19日、チカを狙って小樽港へ釣行。
 早朝というよりも、深夜に家を出発し、午前4時前に小樽港厩町岸壁へ到着するが、前夜からの泊まり組に好ポイントはキープされており、空いているところで竿を出す。
 釣り始め早々にカタクチイワシが釣れたものの、その後はウグイの猛攻に遭い、サビキ仕掛けを2組ダメにされてしまった。
 コマセを入れてもチカ、カタクチイワシの回遊は見られず、投げ仕掛けを投入するもアタリは無し。
 その後、投げ仕掛けにハゴトコが1匹、ブラー仕掛けにハゼが2匹の釣果で終わる。

 納竿後、偵察を兼ねて北岸突堤へ移動する。
 エギでイカを狙っている釣り客の話では、姿は見かけるものの、ヒットは無しとのこと。
 ほかにも家族連れなどが入っていたが、釣果は思わしくない様子だった。

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 ポイント1:小樽港厩町岸壁
  タックル1:5.3m磯竿+小型スピニングリール
   仕掛け:チカ用サビキ仕掛け4号
   エサ:アミエビ+チカコマセ
  タックル2:8ftルアーロッド+小型スピニングリール
   仕掛け:ブラー15g(銀、赤)
   エサ:エビ塩イソメ
  タックル3:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール
   仕掛け:カレイ針13号3本付き投げ胴突き仕掛け+20号オモリ
   エサ:エビ塩イソメ
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 ポイント2:小樽港北岸突堤
  タックル1:8ftルアーロッド+小型スピニングリール
   仕掛け:ブラー15g(銀)
   エサ:エビ塩イソメ
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 気候:晴れ、中潮
 釣果:カタクチイワシ12cm×4、スジアイナメ(ハゴトコ)20cm×1、
    マハゼ×2、ウグイ25cm×4



ヒトデの猛攻
 7月31日、太平洋側の中規模漁港、白老漁港への釣行。
 連日の猛暑のため、寝苦しい夜に寝つかれず、惰眠をむさぼることもままならず3時半に出発。
 途中、苫小牧でいつものエビス釣り具にてエサを購入し、1時間半ほどで白老漁港に到着する。
 西側の岸壁へ入る予定が、すでに先客でいっぱいであったために、止むなく中央の岸壁で竿を出す。
 なかなかアタリが無く、エサの交換のために竿を上げてみるとヒトデが付いてくる。
 エサを付け替え打ち返すたびにこのような状態で、ときにはヒトデのダブルも(鬱)
 ヒトデの猛攻により3時間ほどで納竿。
 その後、外防波堤を偵察し帰路につく。

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 ポイント:白老漁港中央岸壁
  タックル1:4.5m投げ竿+投げ専用スピニングリール(3号テーパーライン)
   仕掛け1:カレイ13号針3本付き投げ胴突仕掛け+20号オモリ
   仕掛け2:カレイ13号針2本付き投げ遊動仕掛け+25号L型遊動天秤
  タックル2:8ftルアーロッド+小型スピニングリール(12LBライン)
   仕掛け:ブラー10g銀
  エサ:活イソメ
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 気候:晴れ、中潮
 釣果:アイナメ15cm×1、スジアイナメ(ハゴトコ)15cm×1、ヒトデ多数



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