ふえふきだいの仲間

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沖縄で美味しい磯魚の御三家は、「マクブー(しろくらべら)」、先に紹介した「ミーバイ」、そして今回紹介する「タマン」だと言われています。

「タマン」とは、ふえふきだい科の仲間である「はまふえふき」のことです。「タマン」はおもに春から秋の釣り物で、大型の物は80センチ近くにもなります。
タマンを船から狙う場合、日中はオキアミをコマセにして、中層に浮かせてフカセ釣りにしますが、夜釣りの場合はテンビン仕掛けで、さんまの切り身、イカの切り身、カツオのハラモなどを餌にします。
また、磯から狙うにはほとんどの場合夜になります。タマンは光を嫌うといわれ、近くに街灯などの人工灯があるところには近づいてこないと言われます。
そのため、タマンを釣るには新月の大潮の夜が最高の条件と言われています。ポイントは干潮になると干上がるような場所が良いようです。

ふえふきだい科の仲間には、おもに「タマン」「クチナジ」「シルイユ」と呼ばれる種類がおり、前記の「タマン(はまふえふき)」のほかに、「シルタマン(しもふりふえふき)」「ヤキータマン(あまみふえふき、あまくちび)」「クチナジ(いそふえふき、たてしまふえふき、はなふえふき)」「シルイユ(しろたい)」「アカバタシルイユ(たまめいち)」「アマクチシルイユ(さざなみだい)」などがおります。

画像・はまふえふき
はまふえふき


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