ふえだいの仲間

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沖縄の県魚は「グルクン」です。「グルクン」とは、ふえだい科たかさご属に属する魚の総称で、「たかさご」「ささむろ」など数種類がおり、およそ15〜30センチのものが釣れ、おもにサビキ釣りの対象となります。
通常は船から狙う事が多いようですが、水深があり、外洋に面したような釣り場では磯からも釣ることができます。この場合、遠投かごサビキ釣りが良いようです。
「グルクン」は白身の魚で、唐揚げなどにして食べます。

沖縄では「グルクン」に限らず、ふえだい科の魚は漁業上重要な魚となっています。深場でつれる種類は、おおむね「○○マチ」と呼び、漁獲の多い「はまだい」「あおだい」「ひめだい」は、それぞれ「アカマチ」「シチューマチ」「クルキンマチ」と呼ばれています。
また浅場でつれる種類は、おおむね「ヤマトゥビー」や「ビタロー」などと呼ばれていますが、ヤマトゥビーとビタローの違いが慣れない者には今一つハッキリしません。ちなみに「ヤマトゥビー」と呼ばれるものには「いってんふえだい」「よこふえだい」「にせくろほしふえだい」「きゅうせんふえだい」などがおり、「ビタロー」と呼ばれるものには「はなふえだい」「ろくせんふえだい」「きんせんふえだい」「たてふえだい」などがいます。

このほかに「ごまふえだい」を「カースビー」、「おきふえだい」を「イナクー」、「ひめふえだい」を「ミミジャー」、「いとひきふえだい」を「イヌバー」などと呼んでいます。


【 たかさご 】


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