32ビット版 移植・開発にあたって 深谷 庄一 1.DOS版のほとんどを移植しましたがメニュー構成を一部変えてしまいました。 これはWindows 的メニューデザイン(?)にあわせたためですが以下にその大体の 対応を示します。ただしたとえば5章の相関係数の検定を散布図(2章)に 持ってきたなどの細かい修正もあります。また13章と14章は統合しました。 データ特性(T) 1章 ヒストグラム(H) 1章 幹葉表示(L) 1章 箱ひげ図(B) 1章 その他グラフ(G) 1章 ローレンツグラフ 正規性検定 折れ線グラフ 散布図(S) 2章 散布図マトリックス(M) 5章 変数巡回(C) 新設 基本統計表(T) 新設 三次元散布図(D) 新設 三次元俯瞰図(E) 新設 確率(P) 確率分布(D) 3章 分布乱数(R) 4章 正規標本論(S) 中心極限定理(C) 6章 正規分布(N) 7章 標本平均(M) 8章 標本分散(V) 9章 多変量正規乱数(M) 5章 推定と検定(K) 推定(E) 10章 検定(T) 仮説検定の考え方 11章 1標本問題(1) 12章 2標本問題(2) 13・14章 集計表分析(C) 適合度の検定(F) 15章 独立性の検定(I) 15章 順位相関(R) 15章 分散分析(A) 新設 多変量解析(M) 主成分分析(P) 17章 重回帰分析(R) 18章 時系列分析(T) 16章 スプライン補間(S) 16章 シミュレーション(S) モンテカルロ法(M) 19章 雨だれモデル(H) ビュッフォンの針(B) ルーレ ット(R) 20章 倍増システム(D) 消去システム(C) 設定(O) 再計算(C) 棒グラフ連動(B) 数値化表示(F) 標準偏差表示 グラフ最小値ゼロ HIDE(H) Stretch(S) ツールバー表示 ステイタスバー表示 ログ作成(L) 終了確認(F) EnterKey 動作 区切記号 標準化(S) 偏差値(T) 2.32ビット版になって配列の制限はなくなり事実上メモリのある限りのデータを 扱えます。ただしここではとりあえず120変数5000サンプルに制限して あります。Windows 3.1 では動きません。 3.かなり DOS 版の画面構成を残してありますが徐々に Windows 的な画面デザイ ンに変えていくつもりです。ご意見等がありましたらぜひお聞かせください。 1996/08/23 4.起動するときは「ファイル名を指定して実行」で CAS.EXE を「参照」して起動 するかエクスプローラーでデータファイルを Drag してCAS.EXE に Drop してく ださい。なおファイル名を指定して実行の場合には [-B] オプションをつけて引数 として直接データファイルを指定することもできます。たとえば >CAS.EXE [-B] 0SF.K3 [Enter] とします。-B オプションは重回帰分析でのみ有効です。 5.バグ情報および最新版は   http://www.asahi-net.or.jp/~QJ5S-FKY/  にあります。 1996/09/21 6.フォントのサイズによって表示バランスが崩れます。対処はしましたが完全には 開発時の表示を復元できない場合もあります。「小さいフォント」を使ってください. 1996/10/05 7.開発履歴 1996-07-下旬 DOS版の移植に取り掛かる. 1996-08-23 試作版を作成して有志にテストを頼む. .. 散布図マトリックスからクリックで詳細散布図をPopUpさせる .. セル内へ式を入力すると同時に再計算する時のバグをとる .. 統計量,推定,検定の結果のログをとるオプションをつける. 1996-09-19 ほぼバグ取りを終わったところでAsahi-netのHome PageにUp. .. 変数ごとにサンプル数の個別指定を可能にする. .. メイン画面に基本統計量と棒グラフの2画面を同時表示する .. グラフをドラッグして数値を変えるGoalSeek的シミュレーション作成 .. 散布図の点をドラッグして回帰直線を変更するシミュレーション作成 .. ヒストグラム,幹葉表示の階級数変更をドラッグで可能にする 1996-10-05 大きいフォントを使う場合の表示のずれを調整.ただし不完全. 1996-10-07 分散分析(ANOVA)を追加. 1996-10-08 推定、検定なども変数ごとに標本数を可変にした. 1996-10-09 変数ラベルのコンボ・ボックスをつける 1996-10-09 バイナリデータなどの読み込み時のエラーに対処 1996-10-11 データ編集のバグ取りにやっと成功したかな? 1996-10-12 標本抽出に中断機能をつける 1996-10-15 F分布生成シミュレーションのバグ(自由度、不偏分散の計算)修正 1996-10-19 Version 0.9 にあげる。 1996-10-24 変数巡回のメニューをつける。マウスボタン左右pushで変数切換 1996-11-02 三次元散布図のスピンをつける。 1996-11-04 三次元俯瞰図のスピンをつける。 1996-11-05 Version 0.95 にあげる。 1996-11-07 Asahi-net に最新版を期限付きで Up。 1996-11-09 Histogram で区切りの最小値・最大値を変更可能に。 1996-11-10 データを再読み込みした場合の編集機能対処、常に前面に置く 1996-11-12 とりあえず CAS.INI ファイルにOptionsを保存、読み出し。 1996-11-13 各FormにDefaultのボタンを設定。SpeedButtonは不可能? 1996-11-24 ドラッグでセルを指定して、クリップボードとのコピー・貼付。 1996-11-26 タブ区切りデータの読み込み。終了確認のオプション。 1996-11-27 クリップボードやデータファイルに欠損値があるときの処理。 1996-11-29 Excelとのやり取りは変数ラベルの行を無視するように変更。 1996-11-29 編集用フォームを変更し、「終了」と「決定」を分ける。 1996-11-30 Excelとのクリップボード経由のやり取り、「数値貼付」新設。 1996-12-02 個別サンプル数の保存・読取。データファイルの拡張子を強制書換 1996-12-20 Version 0.97 に Up 。 1996-12-20 推定、検定のシートのフォントを10ptに.DefaultButtonを[計算]に 1996-12-20 セル画面を拡張する Stretch オプションを新設 1997-01-12 CAS.INIをWinsフォルダから実行ファイルが存在するフォルダへ移す 1997-02-09 開いたファイルの History をつける 1997-03-10 三次元散布図と三次元俯瞰図の大きさを4倍に 1997-03-11 実数をReal(6バイト)からDouble(8バイト)に変更。速くなったか? 1997-03-11 データ配列を500変数、1200標本に拡大 1997-03-11 三次元散布図の制限を100変数、500標本、総計2000までに拡大 1997-03-11 拡張子.DTAファイルのコメント行 ; 読み飛ばしのバグ修正 1997-07-18 変数名コンボボックスで変数名を変更可能にする. 1997-07-20 クリップボードのバッファを100KBに拡大。ExcelからのPASTEのため 1997-07-20 三次元鳥瞰図のデータ総量を8000個に拡大。 1997-07-27 「その他グラフ」の棒グラフ等でもマウスボタンで変数切り替え 1997-07-28 散布図などの多項式回帰の次数入力でEnterキーによる確定を有効に 1997-07-29 クリップボードのバッファを64KBに制限。Copy に失敗する? 1997-07-29 設定(オプション)でクリップボードの区切り記号を選択可能に 1997-07-30 メモ帳を加え、Dockable Toolbarを置く。 1997-08-03 主成分分析の因子負荷量に三次元散布図を付加。 1997-08-03 散布図の多項式回帰の次数が不適の時にキャンセル不可能だったバグ 1997-08-06 3DSpin で軸名PopUp。ドラッグで回転可能に(しかし不完全)。 1997-08-08 確率乱数の数値表示。既存のデータの付加するのではなく総入替に。 1997-08-09 俯瞰図で軸を表示する順番を最初に変更。軸の表示オプション。 1997-08-17 時系列分析でボタンを押しても変数が切り替えられないバグ。 1997-08-17 自己回帰係数で変数が独立でないときの浮動小数点計算の処理。 1997-08-18 BoxPlot、マウスの位置を読んでクリックで個別グラフ表示。 1997-08-19 分散分析の因子間変動ゼロの時、P値の計算で0の割り算エラー。 1997-08-20 MathBox,Rand 等も real を double に(7KB小さくなる?)。 1997-08-20 分散分析、標準化データなど平均がほとんど等しいときに対応。 1997-08-21 CASLOG(LogF)を廃止し、メモ帳にログをとる。 1997-08-22 棒グラフ上でマウスを動かすとサンプル番号と値を表示。 1997-08-22 棒グラフの最小値を0にするか最小値にするかのOption。 1997-08-22 PageControlのActivePageを記憶するようにした。 1997-08-25 固定フォームに設定。 1997-08-25 BorderStyle:=bsSingle,BordeIcon-biMaximize,AutoScale:=False 1997-09-09 行ソート、列ソートを加える 1997-09-10 「仮想ソート」のオプション設定。 1997-09-12 ファイルを消去してファイル・ヒストリの読込に失敗したときの処理 1997-09-13 セルの検索をつける。 1997-09-14 散布図枠組固定フォームを共通化。散布図の点のドラッグ時に使用。 1997-09-17 列あるいは行のDragを入れ替えと勘違い。削除+挿入に訂正。 1997-09-18 セルの編集用フォームの不具合修正。 1997-09-18 個別標本数読込成功のフラッグFlagReadMindexをたてることに失敗。 1997-09-25 整数入力、EditをSpinEditに。 1997-10-05 固定カラムのフォントの色を変える. ただし、色が残る! 1997-10-05 FlagStretchedの保存に失敗していたバグの修正 1997-10-06 FlagHideの保存に失敗していたバグの修正 1997-11-08 「独立性の検定」に「期待度数」の表示を追加 1997-11-08 比率の差の検定で比率の範囲チェック 1997-11-08 スプライン補間で、元データ無いときに散布図描かれないバグ 1997-11-25 散布図の主メニューから「相関検定」動かないバグ 1997-12-04 一様分布乱数の数値表示の修正 1997-12-04 サンプル数1の時、不偏分散の計算でエラー 1998-01-29 回帰分析で対話型(1)でも結果表に定数項の値を表示 1998-02-08 TRichEditのHideSelection:=False Add()の最後までScrollを表示 1998-02-12 三次元散布図に連結線表示を加える 1998-02-15 Dockable Toolbar の Hide を toggle に 1998-03-10 BoxPlotに算術平均、平均ダイヤモンドを付加 1998-03-10 EstimateでMのままMindex[Pcol]になってない部分が残っていたバグ 1998-03-10 Spin3D,Extend3D についてはグラフの関係で M のまま標準化計算 1998-03-10 BoxPlotのMeans Diamond表示、ボタンでtoggleに 1998-03-11 BoxPlotの左Y座標を表示 1998-03-11 BoxPlot、Y座標をすべての変数で共通化させるオプション 1998-03-25 起動時、Splash Form をつける 1998-04-07 クリックしたセルのProwを読んで棒グラフを黄緑clLimeに 1998-04-09 Return Key でセルを移動 Right 方向のみ? 1998-04-24 ヤコビ法収束過程表示を RichEdit に変更.5.6KB節約. 1998-06-02 Hideのチェックはずしても表示用フォームが消えないバグ修正 1998-06-13 基本統計量の表を表示するメニューを付加 1998-06-15 基本統計表等の保存時、数値間にスペースを付加しなかったバグ除去 1998-06-16 欠損値を#で表示。ただし数値データとしては0として処理。 1998-06-16 表のDefaultフォントを固定ピッチに 1998-06-16 Enter Key でのセル移動方向のオプション 1998-06-20 幹葉表示、倍率の最大最小値を変更可能(10-100000)にする。 1998-07-16 棒グラフのY座標の最大値と最小値を設定し直せるようにした 1998-07-16 3次元SPINで変数ラベルを表示したまま回転するオプション 1998-07-16 「その他グラフ」から棒グラフを削除 5KB節約 1998-07-23 BoxPlotに全データをプロットするか否かのボタン 1998-07-23 棒グラフ、平均線の上下の線は標準偏差か95%信頼区間かのオプション 1998-08-04 BoxPlotにカレントサンプル番号を青色の点で表示 1998-09-26 表のフォントを設定するダイアログボックス 1998-12-05 重回帰で、変数選択せず選択完了すると注意を表示。Ver. 0.99. 1999-05-17 行・列の削除の前に確認をとる。 1999-05-18 ゼロ行・列のマウスクリックでもポインタ行・列の指定を可能にする 1999-05-20 「表印刷」に失敗していたバグを修正。いつからか? 1999-06-01 行・列をマウスで動かすときは削除確認のメッセージを出させない 1999-06-01 回帰分析、基準変数の指定時、データとラベルの入替をセルに反映 1999-06-12 変数名貼付のメニューを追加。最初の一行目の文字列を切り分ける。 1999-06-13 表印刷プレビューのメニューを追加。 1999-06-14 .ini .hst ファイルの書き込みに失敗する場合WinodwsDirectoryに 1999-06-15 ファイルを「閉じる」というメニューを追加 1999-07-14 三次元スピン、右ボタンで回転停止・開始(散布図matrixと同じ動き) 1999-10-01 散布図にX軸とY軸を描く。回帰直線を太くする。 1999-10-02 散布図を右に拡大するオプション。 1999-10-02 散布図のフォームを共有。50KB節約。しかし、共存不可になる。 1999-10-03 回帰分析。変数選択なしのオプションFlagBATCHをボタンに明示する。 1999-10-04 主成分分析・回帰分析の編集メニューを表に出し、明示化。 1999-10-11 中心極限定理で生成した母集団データを明示的に表示する。 1999-10-20 適合度の検定と順位相関にもメインフォームからの「データ複写」 1999-10-28 二項分布の確率計算幅を拡張(図の方は最大25) 1999-11-03 重回帰分析のh統計量を計算する変数を、コンボボックスから選ぶ。 1999-11-16 スプライン補間の散布図を呼び出す前にFlag立て忘れのバグ修正 1999-12-10 新規作成など個別標本数有効でない場合は、Mで個別標本も強制変更 2001-01-09 回帰・主成分分析の散布図フォームを復活、独立させる.55808KB増 2001-06-25 クロス集計の自由度の表示ミス、移動平均の項数指定のバグ修正 2001-06-26 移動平均のグラフを拡大、5項を基準に複数の移動平均を表示 2001-12-31 Version1.2使用期限を取り去る 2002-05-26 確率分布、MessageBoxで範囲外の値から復帰しないバグ修正 2002-06-30 集計表分析、5以下のセル、エラー表示を後にし表示位置を固定 2002-09-28 RichEditの64KBあたりでの例外発生に仮対処try except end; 2003-07-17 シミュレーション消去システムの掛け金初期化のバグをとる 2003-07-17 逆関数法の整数の乱数生成、round から1+trunc に変更 2003-07-17 乱数シミュレーションの試行回数初期値を増加させる 2003-07-26 メインシートのフォントを記憶できるようにする 2003-07-27 回帰分析のh統計量の計算の表示のバグを取る 2003-08-07 -B バッチオプションの回帰分析への受け継ぎのバグを直す 2003-08-07 hPrevInst二重起動チェックに失敗していたが二重起動許可に方針替え 2003-08-07 -B オプションでファイルを指定したとき、自動実行・自動終了 2004-06-03 離散型一様分布の分散の理論値(連続型と異なる)を修正 2004-06-03 個別サンプル数読み込みに失敗していた? 1998年にエンバグか? 2004-06-04 BoxPlotで、サンプル数が異なる場合に対応 2004-08-12 母比率推定、移動平均で入力エラーからの復活 2004-08-12 時系列分析から次数選択を除去 2004-08-14 バージョンアップして Ver.1.5に 2004-08-15 回帰分析に回帰診断の表を付加する 2004-08-24 説明文のFontをMSゴシックの11ptに 2004-09-15 メインフォームの桁と精度の記憶 2004-10-02 因子分析に因子得点の三次元散布図を追加 2004-10-12 中心極限定理で標本平均の分布の抽出データ表を修正 2005-01-13 Ver.2.0 出版用