財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)が開催する「コミュニティにおける無形文化遺産の活性化の優良事例コンテスト」において、2007年2月に開催された国際審査委員会により、秩父屋台囃子が見事ACCU賞に選ばれました。
ACCUは、無形文化遺産保護に携わるコミュニティを対象に、地域住民や青少年、実演家の方々の積極的な参加によって地域の伝統芸能を活性化させることに成功した事例を選出するコンテストを開催しています。
このコンテストでは、日本を含むアジア太平洋、アラブ諸国、アフリカ、ラテンアメリカ、カリブ海地域のユネスコ加盟国のコミュニティから、消滅あるいは継承者が途絶えかけた伝統芸能の保護と活性化に見事成功した事例を募集しました。
応募事例の中から、特に青少年の参加を通じて伝統芸能の保護と活性化に成功した経験を持っている以下の7つのコミュニティが、2007年2月24日に開催された国際審査委員会により選出されました。→
優良事例コンテスト
入賞コミュニティ
ACCU賞(6団体)
・竹富島の種子取祭 (日本)
・淡路人形浄瑠璃 ( 〃 )
・秩父屋台囃子 ( 〃 )
・根子番楽 ( 〃 )
・黒川能(蝋燭能) ( 〃 )
・ナン・ヤイ (タイ)
佳作(1団体)
・ナマ民族の歌と踊り (南アフリカ)
このコンテストはコミュニティの伝統芸能、特に継承が困難になった状態から、いかに活性化させていったか、そして若い世代をいかに巻き込んでいったかに焦点をあてたもので、埼玉県秩父市中村町における秩父屋台囃子の継承の事例が優良事例として選出されたものです。→ 受賞コミュニティ
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