DANKAIJR PRESENTS

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「頭がいい」とは

 

成績が悪いだけで自分が「頭が悪い」と思っている人は、考えかたを変えたほうがいいですよ。
そんなことは全然ないんだから。
だって人間みんな与えられた時間は同じ二十四時間しかないわけでしょ。
だから頭を働かせている時間にそう差はないわけですよ。
成績のいい人っていうのは、今までに「お勉強」ということに対して使っている時間が成績の悪い人に比べて多かったというだけの話で、もし「お勉強」の時間がまったく同じだったとしたら、そんなには差が付かないと思いますね。
本当の意味での勉強は、生きていて感じたこと、体験したこと、すべてが勉強のはずで、そういう視点から考えると、成績のよくない人も成績のよい人が知らないことをいっぱい知ってるだろうし、体験もしてきている。
学校の勉強以外の分野で成績を付けたら、良い悪いっていうのが逆転するかもね。
例えば大学の入試科目に「ドレミファドン」(イントロクイズのことね)があったら私は今でも有名大学に入る自信がありますよ。
だいたい学校の成績の付け方自体がおかしいでしょ。
例えば「歌がうまい」というのだって、音階にそって、その音符通りのコピーができれば「歌がうまい」という評価を受けて成績が良くなりますよね。
まあ確かにそれも「歌がうまい」の一面だろうけど、多少、いや極端に楽譜に書かれたメロディーとは違っても、その人の個性が強く伝わって胸を打つ歌を歌える人っているでしょ。
そういう人は成績はよくないかも知れないけど人を感動させる違う面の「歌のうまさ」っていうのを持っていると思いますね!
どんな曲を歌っても「ああ、あの人の歌だ」って思わせるような歌を歌えるうまさっていうのもある。
そういうのは学校ではなかなか評価してもらえない。
おかしいですよねこれって。
丸暗記や完全コピー的なことについては評価するけど、個人の好みがからんでくることや価値観にうったえるものを評価するのは、難しいから評価しないシステムになってるんですよ、成績っていうのは!