DANKAIJR PRESENTS

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入試の競争について

 

私の歳はよくいう団塊ジュニアの世代で、僕らの親が第一弾のベビーブームに生まれて、その子供ってことは、単純に子供がふたりいるとすると、倍率ドン、さらに倍(ちょっと古い?)ってなるから、「私と同い歳の人口は日本の歴史の中で一番多いんじゃないかなあ」と思って調べたら、そうじゃなくて、団塊世代の方が多いようで二番目でした。
バブル景気っていう好景気がちょうど終わるか終わらないかっていう時がちょうど受験生にあたる年齢だったから、子供を大学に通わせるだけの経済的余裕が親にあったし、ふたつ年上も、ひとつ上も人口が多くて、その人たちがたまつきで浪人してるから、とんでもない数の受験生がいて、大学受験者数でいったら史上最多だったんじゃないかな。
とにかく、どの大学も十倍、二十倍はあたりまえ。ものすごい倍率だったね。
それに比べれば今は少子化で競争相手が少ない。毎年一万人くらい受験人口が減ってるんだってね。そう考えたら、まだ今の時期でよかったって思えるんじゃないかな。
大学も企業と同じで、学生に学費を払ってもらわないと潰れちゃうわけで、子供の数はどんどん減っていってるから、そのうち誰でも簡単に大学生になれるようになります。現時点でも、全国平均で中堅レベルの高校なら大学名や学部、場所を選ばなければ全員どこかの大学に入れるらしいです。
十年後には、私の出た大学なんて相当簡単に入れるだろうし、もしかしたらなくなっちゃってたりして(苦笑)。
長引く不景気で学力はあっても経済的理由で、大学にいけない人がずいぶん増えてきてるみたいです。
学費の免除は難しくても、補助くらいはなんとかならないものでしょうか。