教科書
本当に必要なのは教科書。
よほど意地の悪い大学でない限り、山川の教科書に載っていない内容の問題が試験にでることはまずありません。
もしかしたら出るかも知れないけど、そんな問題は全部で三十問あったとしたら、その中で一問あるかないか。
そんな一、二問のために、教科書以外の勉強に時間を費やす余裕があなたにありますか。
最初からそんな問題は捨ててしまいましょう。
具体的な話に移ります。
日本史の勉強方法は、教科書をできるだけ短期間のうちに、史料や写真説明のすみからすみまでを何度も何度も読むようにする。以上です。
簡単そうですがなかなか大変な作業なんですよ。
山川の日本史の教科書は370ページ。そのうち本文が始まるのは8ページ目からで、第2部、第3部という中表紙も3ページあるから、実質359ページ。一日に25ページずつ読んで14日間で教科書を一通り読む。これをノルマにしましょう。土日は基本的に休みだから、要するに3週間で一通り読むということになりますね。「25ページくらいすぐ読める」って思うかも知れないけど、やってみると一時間半ぐらいかかるよ。けっこう大変だから、あいた時間に少しでも読み進めてノルマを減らしていきましょう。
私はベットに横になりながら、寝る前とかによく読みました。
電車の中なんかは集中して読める最高の場所でしたね。
教科書のスミに、その日のノルマの最後のページからカウントダウンを書くとがぜんやる気が出てくる。
赤線チェックなんて必要ありません。そんなのは読みにくくなるだけ。