DANKAIJR PRESENTS

39

HOME | 39

日本史は学校や予備校の授業をちゃんときこーぜ!

 

歴史は一本筋が通ったドラマです。
ビューティフルライフみたいな恋愛があったり(私、個人的には男女七人夏物語と秋物語が大好きなんですけど)金八さんみたいな先生がいたりして、現在につながっている。
誰が誰のことを好きだったから、嫌いだったからこうなったとか、誰かが自分の利益のために、こんなに悪いことをしたからこうなったとか、そういったいろいろな人の気持ちや利害関係がからみあって歴史が変わって今、現在があるんですよね。
それなのに、教科書となると人間の感情に関してはノータッチ。利害関係に関してもほとんど書かれず、いつ、何があったかという結果だけがただ淡々と書かれている。さらに悪いところは、便宜的に仕方がないのか、時代や文化でブチブチに区切ってあって何がなんだか分からない。つながりがないんです。
そこにはドラマ性なんか全然感じられない構成になっていて、もろに暗記ものという雰囲気をかもしだしている。
あれはまずいよなー。
そんな欠けている部分を補ってくれるのが先生だと思う。
これこれこんなことがあって、だれだれが怒って、っていう人間の感情が本当は歴史の中にはあって、もっと人間味があるというか泥臭いものなのに、教科書は無機質で、金や権力のある人たちが見せたくない部分、都合が悪いところは載せていません。
そこらが分からないから教科書はつながりをなくしちゃって、つまんない暗記ものになっちゃうんだぞ!
例えば、昭和から平成にかわった時、何かが激変したでしょうか?
以前とかわらない毎日が続いたんじゃない。
総理大臣がかわる度に生活が激変しましたか?
そんなことないでしょ。 
政策の変更などで何かが変わるかもしれないけど、影響が出るのはしばらく後になってからでしょう。
歴史はず~と続いている一本のドラマなんです。
昨日まで、紋付はかまだったのが「ハイッ、今日から時代がかわるので、みなさんTシャツにジーンズにして下さい」ということはないんです。
少しずつ、少しずつ変わっているんです。
私が高校生だったころはコギャルもガングロもいなかった。といっても私が卒業してから10年もたってないんです。
先生が教えてくれないんだったら「教科書が教えない歴史-藤岡信勝/自由主義史観研究会、扶桑社」でも読むと、近現代史については少しつながるんじゃないかな。