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受験勉強にカルチャーショック

 

高校の時には、本当に勉強しませんでした。
それはできる子が「ぜんぜん勉強してなかったよ」というのとは次元が違って、ホントに「皆無に等しい」ってやつでした。私のまわりにも勉強してる友達なんてひとりもいませんでした。
学校も毎日のように遅刻して、通学途中の喫茶店でモーニングを食べながらマージャンゲームなんかやったりしてました。
帰りは部活の後、みんなでビリヤードに行ったり、ゲームセンターで200点以上いくとカプセルに入ったパンティーが景品に出てくるスロットとかを、みんなでわいわいやってました。
私たちが卒業したら、そのゲームセンターが潰れちゃったくらいですから、どれほど売り上げに貢献していたかがわかるかと思います。
家に帰ってからも音楽を聴くのが好きなんで、暇さえあればボリュームをいっぱいにあげて聴いたり、ギターを弾いたりしてました。
そんなふうだったから、当然、受験勉強というものがどんなものなのか全く知るわけがなく、大学の試験は運がよかったら受かるだろうくらいに思ってました。
受験生が毎日どんなに勉強しているかなんて、本当に全然知らなかった。
私の当時の偏差値は30くらいで、とても大学なんて入れるレベルじゃなかったけど、その頃の私はその30という偏差値が、もちろんいいとは思わなかったけど、それじゃあいったいどのくらい悪いのかっていうこともわかっていませんでした。
 ”テストが0点でも20くらいの偏差値が出る”
ということも浪人してから初めて知ったくらいで、それまでは自分の解答が何問か正解してるから、偏差値0じゃないんだって思ってましたから。
そんな私が予備校に通うことになった初日、朝、一限目が終わって自習室に行ったら満席で座る席がない。
空いてると思ってもイスに荷物が置いてある。
昼行っても空いてない。
夕方行っても空いてない。
帰りにもう一度のぞいてみるとやっぱり空いてない。
しかも朝見た奴がまだ勉強をやってる。
みんな一日中勉強してんだ!受験勉強っていうのはこういうことなんだって初めて知りました。
だって私のまわりにこんなに勉強してる人っていなかったですから、あれはカルチャーショックでしたよ。