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まえがき

 

パソコンにしろ経済にしろ、初心者向けのやさしく解説してある本に人気がありますが、そんな超初心者向けの本でさえも、知識が全くない人にとっては、何が書いてあるのかさっぱりわからない難解な文章だと思います。
受験の参考書もこれと同じで、受験生にとって定番と言われる有名な参考書も、受験勉強を全くしたことがない人にとっては難解なものばかりです。
なぜそうなるのかというと、本を書くくらいの人ですから、その分野に関してのスペシャリスト。すでに自分の中で「知っていて当たり前」「こんなの常識」になってしまっていることが、著者も気付かないうちにたくさんできてしまっているからです。
そして自分がその分野を勉強し始めたころに持った疑問や、どうしても理解できなかった部分がどこだったかということを忘れてしまってるんです。
私はここで偏差値30くらいの「まったく勉強なんてしたことない」という人が大学に行きたい、受かりたいと思ったら、どの参考書を使ってどのような勉強をすればいいかについて書こうと思います。
今までの受験に関する本は「レベルによってやり方は違う」と書いてあったりはしますけど「実際にどうやって勉強したらいいのか」という具体策が書いてあるものは探してもなかったと思います。
わたしが受験生だった時に、こんなことが知りたいと思っていたことをそのまま書きました。
ここに書いたのは楽して受かるためのマニュアルではありません。かなりの努力が必要です。
あなたが大学にいきたいと思ったときの努力の仕方、その選択肢のひとつの提案だと思って下さい。
 
「この参考書がいい」とか、受験勉強の進め方、受験への意気込み、といった受験全体をとらえた本はありますが、もっと具体的に「この参考書を使って、このように勉強したらどうですか?」と¨今まで勉強をしたことのない¨受験生が本当に欲しい具体的な情報が書かれたものはまだないんじゃないかなあ。