ローランド AX-1

最終兵器

ショルダーキーボードの世界からコルグもカシオも排除され、ヤマハKX5の独壇場となっていた1992年、ローランドが勝負に出た。
ローランド初のMIDI付きショルダーキーボードは、本体色に鮮やかな赤色と美しい白色の二種類を用意し、形状は曲面を多用して見た目の華やかさを演出した。
モジュレーションスイッチを板状にし、リボンコントローラーと平行に設置して同時操作を容易にした。
鍵盤は標準型を採用した。
スプリットやユニゾンなど、複雑な音色プログラムが組めた。
これらAX-1の長所は、実はKX5の短所とされる項目である。
高機能でポップなAX-1とシンプルなKX5。AX-1の圧勝かと思われたが、ヤマハ系ミュージシャンの応援を受けたKX5の人気も根強く、両立の時代が長く続いた。

音源 なし(音を出すには別に音源が必要です)。
鍵盤奥行 白鍵/黒鍵 132mm/76mm
鍵盤 オクターブ幅 165mm
重量 (電池除く) 2.9Kg
使用電池 単3 6個
使用形態 ぶら下げ専用
発売年、価格 1992年、85,000円
MIDI あり

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