アクセス解析 関西地区のテレビ

関西地区のテレビ

夕方ワイド番組

 夕方のワイド枠は、地方ローカル局(準キー局を含む)の腕の見せ所といえる。比較的低予算で制作され、地域密着の定番企画(中継、料理、FAX、メイン企画)の放送である。

 これらの番組は、司会者(局アナが多い)、中継のレポーターとの掛け合いが形式的である。情報伝達、FAXコーナーに終始し、非常に面白味にかけることが多い。

 しかし、夕方ワイドの企画はそのままで、切り口やコメントがちょっと違う番組が存在する。

 「ちちんぷいぷい」である。(毎日放送 月〜金pm3〜6時)司会の角淳一アナウンサー(現在アナウンス室に所属されているのかわかりませんが…)と曜日替わりのレギュラーが、非常に心地よい雰囲気をかもし出している。そして出演者のコメントがまた良い。つっこむところはツッコむ。視聴者と出演者の意識が合致するところが良い。

 角さんは「MBSヤングタウン」や「夜はクネクネ」などMBSのテレビ、ラジオのバラエティーを支えてこられた方なのでやはり他局のアナウンサーとは違う。

 台風11号襲来の際、USJが休園になり、関東から遊びに来た家族が中継でインタビューされ、それならということで見学に誘うという柔軟さがある。関東から来ただけあって、関西のタレントに戸惑ってました。

 なんとも視点がお笑いなんです。一方、老舗「ワイドABCD〜Eす」(朝日放送 pm4〜6時)の真面目さと一線を隔しています。

深夜枠

 深夜枠は東京都は趣が違う。各局ニュース(22〜23時台)が終了した後が、関西のゴールデンアワーである。よみうりテレビ、関西テレビはネット番組であるが、朝日と毎日のコテコテ枠になる。

 朝日放送は「ナイトinナイト」という枠を設け曜日ごとの番組が放送されている。この枠は現在「クイズ紳助くん」「らぶどん」「V.I.〜ぴ」「ナンバ壱番館」が放送されてる。一部、関西色の薄い番組があるが、「ナンバ壱番館」は吉本興業との合作でかなりの大阪テイストである。

 かつては、月、火曜を桂三枝氏が受け持っていたが火曜日の「おっちゃんVSギャル」の終了と共にナイトinナイトから関西お笑い界の重鎮が姿を消すことになった。

 木曜日は吉本枠である。かつて月亭八方氏が司会をする週替り企画番組であった。オープニングは「八方の楽屋ニュース」というコーナーで吉本の通向け情報が発信されていた。現在は、吉本所属のタレントや大阪地域限定タレントの生い立ちを振り返る企画となっている。

 毎日放送は「明石家電視台」「東京上陸バラエティーゴズィラ」「たかじんONE MAN」「つるまげどん」といった番組が放送される。ほぼ全て大阪的な番組に仕上がっている。またそのあとに「パノラマ電波横丁」という曜日別番組が放送されている。

 「明石家電視台」は、ほぼ全国ネットである。明石家さんま氏のホーム番組位置付けである。また「たかじん〜」の企画は、なんとも表現しにくい。オリジナル企画もあれば、パクリ企画「ザ・まいど」「夜は○○おもっくそテレビ」などがある。企画を関西的な加工で、視聴者を裏切る。やしきたかじん氏の独特の世界を楽しめる番組になってる。


[トップへ戻る] [ラ・テの記録]