第91話:風呂敷、手拭い、バンダナ。 |
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実は、旅行のときにはプレゼント用に何か必ず持って行くようにはしている。 で、日本の風呂敷とか手拭いとか和菓子の包装(中身より箱とか紙。しかし、包装だけ渡す訳にもいかんのだが)がけっこう受けるのも知っている。しかし、今回はとくに準備する時間もなかったので、ザーーっと引き出しからかっこんできただけだった。もらったりした和風の風呂敷が3枚。東北地方あたりの雰囲気の紋様が入った手拭い(たぶん旅行先で買ったもの)。知り合いが真打ちに昇進したときの記念の手拭いが2枚。 これで6枚。他のゲストは7人、それにホストのジョエル。あと2枚。 結局、多めに持ってきた(なぜか4枚も持って来ていた)バンダナのうち、未使用のインド模様の2枚をプレゼントに当てた。12月26日はボクシング・デイでもあり、アイルランドではセント・スティーヴンズ・デイでもある。まだまだクリスマスは続いているのだ。 ジョエルには、安藤広重の東海道五十三次。
イーナには東北紋様。
ターニャには抽象模様。
ニールには真打ち昇進記念。
リーズベスとエスターにはバンダナ。
ブランドンには、鳳凰。
いつも朝食にいちばん遅く現われるモニクにも、真打ち昇進手拭い。
というわけで、"Thank you"の響きが少し違って聞こえる朝なのであった。 (第91話:風呂敷、手拭い、バンダナ。 了) text by Takashi Kaneyama 1999 |
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