第39話:電話はあるが、モデムポートがない場合には。 |
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朝5時に起きてコーヒーをいれた。昨晩は1日中移動した疲れで、すぐに横になったのだが、さすがに金曜日の夜、川岸の道路には人が遅くまであふれていた。 さて、やることはひとつ。通信の確保だ。ミシュランにはモデムポートのマークがあったにもかかわらず、電話機にはポートはなかった。それなら、と電話機の配線を調べた。
電話線は簡単に抜けた。RJ-11ではなく、英国タイプのモジュラージャックだった。
モジュラージャック・アダプターを差し込んでモデムセーバーでチェックする。極性を反転させてOK。PowerBook2400を置いている机とは距離があるので、延長フォンコードでつなぐ。
PowerBook2400の設定をネットパスポートのダブリン・アクセスポイントに変える。モデムスクリプトで適合しそうなものをピックアップしておく。作業環境マネージャを開いて、TCP/IPとリモートアクセスをもう一度確認。 接続。ダイヤルしている。サーバーは応答しているのか? 接続中。プロトコルを確立中。認証・・・ つながった! コントロールバーの接続時間が、刻々と秒数を刻んでいく。 とりあえず、ASAHIネットでのメール送受信設定をWEBで確認、保存(出かける前に保存し忘れた)。無料カウンターを探すが、手続きに時間と手間がかかるのであきらめる。 さらに、設定をASAHネットに変更し、メールソフトのARENAのpopサーバーやsmtpサーバーなども変更して接続。なんとゲストで入ってIDとパスワードをコマンド入力するなんて、何年ぶりだろう? 接続。未読メールは50通近くあった。 さらに設定をASAHIネットの東京のアクセスポイントにする。国際電話で、リンクを訂正しておかないといけない。自宅でネットパスポートのページに飛ぶリンクを作っておいたのだが、なんと「e」と「s」を読み間違えていたことに、ロンドンで気づいたのだ。無事に訂正。これで、国際電話で通信することもないだろう。 かくして、前線基地からの通信回線は確保。これで、張り切ってレポートが書ける。 (第39話:電話はあるが、モデムポートがない場合には。 了) text and photography by Takashi Kaneyama 1999 |
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