BON VOYAGE!

「哀愁のヨーロッパ」
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3月17日(日) ポンペイに小旅行

歩き回ること5時間半。

朝、降りたら朝食がなかった。日曜のせいか、もう遅い時間なのか(まだ9時前だけども)、聞いたら「No, no」しか答えない、感じの悪いデブがフロントだった。なんかイヤな予感がする。

実は、大枚67ユーロの美麗な部屋なのにバスタブに栓がなく、シャワーヘッドがはずれていた。しっかり部屋の中を点検してない私のミスでもあるのだが。もしかしたら、このホテルは大ハズレかもしれない。

とにかくポンペイへと出かけた。10時前には到着し、入り口前で簡単な地図付きガイド(英語)を買う。


「アポロの神殿」(彫刻は複製)


浴場の水盤。日射しで時刻がわかる仕掛け。


小さな窪みはコインを分類しておくためのもの。


「ヴィーナスの家」


ポンペイは広い。道はどこまでもつづく・・。


「秘儀荘」のフレスコ。これを探していたのだった。

結局、午後3時半まで歩き回り、タッチの差で鉄道の便を逃してしまった。ナポリ中央駅に着いたのが5時過ぎ。これからカポディモンテに行くつもりなのだが・・。しかし、昨日インフォメーションでもらった地図によればあるはずのバスが、ない。

ターミナルの表示を調べ、とにかくバスを2回乗り換え、降りたのがちょうど6時半。もう美術館が閉まってしまう。しかも、降りたバス停はひとつ手前だった。なぜかといえば、「カポディモンテ?」とじいさんに聞いたら「ここから先は道が混むから歩いた方が早い(かもしれない)」というようなことを言われたからなのだが。

で、やっぱり入れなかった。80分もかけて、やっとたどり着いたのに・・。ちなみに、帰途のバスは渋滞にはまってしまい、何とか降りたが歩いているうちにホテルへと向かう道をよれてしまい、やっぱり1時間近くかかった。恐るべし、ナポリのバス(←自分がドジなだけだろ)。

ホテル手前にてケバブサンド持ち帰り2ユーロなりを並んで購入。これが正しい旅行者の夕食だ。

photography and text by Takashi Kaneyama 2002

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