BON VOYAGE!

「哀愁のヨーロッパ」
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3月5日(火) チューリヒ

とりあえず、事もなし。

チューリヒ空港

午後5時10分、チューリヒ空港着陸。イミグレーションは短い列なのに時間がかかっている。しかし、なぜか私はひとつの質問もなく解放された。やはり、高貴な人格は自ずから輝きを放つのであろう。

キャッシュマシンを発見したので200スイスフラン(以降CHFで表記)を引き出しておく。鉄道駅へ向かう。一度、間違って階上に出てしまうが、駅の場所を聞けば地下なのであった。

窓口で「Zurich Hauptbahnhof!」と100CHF紙幣を差し出す。こんな大きい札なのに突き返されることもなく、「one way?」と確認されただけで無事に切符入手。しかし、CHF5.40は高い。円とのレートはCHF1.00=78円ほどとすると421円。10分ほどで着く近さなのに。

6時過ぎ、列車が出た。外は薄暮。これならチューリヒ中央駅のインフォメーションの営業時間に間に合うだろう。

チューリヒ中央駅

それほど迷うことなくTourist Serviceを見つけ、今夜の宿を100CHFで予約してもらう。駅から歩いて5分もかからない。ただし、トラムと自動車の波をかき分けるように道路を何度か横断しないといけないが。

ホテル

Hotel Limmathof。目の前がLimmat quai。つまり川沿いにある。部屋は広いしバスルームも広い。この値段でバスタブだし。なかなかのものだ。

電話はスイスの旧タイプで、壁付けだったが楽勝ではずれたのでネット接続も問題ないだろう。

ここまで確認して風呂である。自宅を出発してからすでに24時間はたっている。歯磨き、うがい。なにしろ鼻炎もちなのでね。

風呂からあがってiBookでiTunesを聴く。MP3化で好きな曲が入っているから心なごむ。まあ、旅先ではもっぱら久松史奈さまを聴いているのだが。

インターネット

ネット接続。最初はつながるも認証されず。IDを見直して海外からのアクセス用に修正。およそ36,000bps程度でつながる。メールの受信のみで切る。

さて、明日はどこへ行こうか?

text by Takashi Kaneyama 2002

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