BON VOYAGE!

久松史奈の現在
SPECIAL
「NO-ARASHIのライブを観たぞ聴いたぞ」
INDEX
<4.>NO-ARASHIの5曲についての試論。


11月4日(土)、DUBLIN CASTLE(Camden Town)、
11月8日(水)、BULL & GATE(Kentish Town)の
2回のGIGから、大胆にも曲目について情報をまとめてみた。

トータルなところでは。

とにかくリバーブの効いたサウンド。
海の底か宇宙空間かというくらい深いリバーブ。

基本的にスローな曲がほとんど。
Vocalは小細工せずにストレートに感情を込めて伸びていくような。

歌詞は基本的に英語だけだが、3曲目の最後に日本語のリフレインがある。

メンバー構成を推定すると、

【NO-ARASHI(脳嵐)】
打ち込み・サンプラー:ロジャー
ボーカル、ギター:久松史奈

(サポート)
ギター:アンディ

(で、いいのでしょうか?)

1曲目

"..hi-tech evolution
..revolution"

(かろうじて聞き取れた歌詞から。以下同様。
私のヒアリング能力のなさで、よく歌詞がわからないので)

心臓の鼓動を思わせるバスドラムのビート。
シンプルなギターのリフ。

ギターのアンディ(でいいのかな?)が「こんにちわ〜ロンド〜ン」と
この曲の途中で挨拶するのは、そういう構成のもよう。

サンプラーで史奈のバックコーラス・リフ
(「アイア、アイア、・・」)が入るのが印象的。

2曲目は、1曲目から切れ目なくつづく

"every night, everytime in my dream"

スローながらハードなサウンド。

切々と歌い上げる。

[短いトーク]

3曲目

"..another to mention"

ミディアム・スロー。

最後に、日本語の歌詞が。たぶん、次のような感じ。

「あげないで 大事なものを
売らないで 見知らぬひとに
行かないで



死なないで」

4曲目も3曲目と間を置かずに続く

"Ah---"

ミディアム・アップテンポ。踊れる曲。

軽妙なギター・リフで始まる。
歌詞は・・・サビの"Ah----"が耳にこびりついて離れない。

サビにはサンプラーによるコーラスが厚く響く。
単純な繰り返しだがでハードで決めたギターがサビのバック
(たしか史奈が弾いていたような気が?)。

[トーク]

5曲目

"secret"

スローの絶唱。
サビのリフレインの最後"...secret."はぐっとくる。

哀しい、悲しいくらい激しく魂を揺さぶられるような。

ディストーションで歪みまくるギターと、透明に伸びる声が絡んでえもいわれぬ。

[次のギグの予定]

史奈は次の場所と時間をよく把握していないので、
ギターのアンディがちゃんと言い、
史奈は「その通り!」という係。

BULL & GATEでは、危うく言い忘れるところだった。

text by Takashi Kaneyama 2000

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