BON VOYAGE!

「哀愁のヨーロッパ」
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11月27日・ヒースロー→東京「日本は暑かった。」

昼も夜もなく。

眼が覚めたら、日付けが変わっていた・・・ということはなく、自分で時計を進めて日本時間にする。

隣のふたりとも日本は初めてではないようで、とくに日本に関する質問もなく、私がスコットランドへ行った、と言うと「おお、私はエジンバラ出身だ」とビジネスマンは喜んでいた。

ヨーロッパを午後に出て日本に午前中に着く便は、基本的にはずーっと日中に飛んでいるので、窓を閉めて暗くすることになるのだが、この季節のシベリア北部はずーっと夜(白夜の反対)なので、窓を開けておいても薄暗い。そして沿海州あたりから南下していくと地平線の向こうにオレンジ色の筋が見える。言ってみれば夜明けだ。

やがて海岸を越えて日本海上空へ。

帰ってきた。

成田に着いたら暑かった。上着を脱いでもまだ暑い。とにかく新聞を買ってみたら鹿島が引き分けで優勝していた。いつものように京成の特急とJRを乗り継いで1380円の交通費で帰宅。

帰ったら、いろいろなものが到着していた。バリから送ったティンクリック(竹のガムラン)や、グラスゴーから航空便で送った荷物や証券会社からの書き留めやら。留守番のもっちゃんにはお手数をおかけしてしまいました。ありがとうございます。

で、風呂に入って、寝て、<戎>で飲んで、旅行の疲れを癒し・・・もとい、疲れを増して二日酔いのまま27日は更けていった。

text by Takashi Kaneyama 2000

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