BON VOYAGE!

「哀愁のヨーロッパ」
SPECIALスペイン蹴球紀行
CONTENTS
なぜつながらなかったのか? の言い訳

その1 泊まったところに電話がなかった。

あまりに安いところに泊まってしまったので。最初のマドリードのオスタルはもともと覚悟のこと(ここは電話どころか石鹸もなかった)。次のバリャドリードでは、あったのは内線電話だけ。それで、2回めのマドリードでは意を決して三ツ星のホテルへ。そこでようやく外線発信できる電話があり、しかもモジュラージャック接続。さっそく電話線をはずしてモデム接続。ここからトライ開始。

その2 サーバーが応答してくれなかった。

しかし、モデムが電話をかけるところまでいくものの、サーバーからの「ピーギャルルル」という音がしない。モデムドライバを変えてもだめ。カプラーを使ってもだめ。パルス発信にしてもだめ(これは当たり前だ)。アクセスポイントを変えてもだめ。

その3 サーバーが応答しているのに「NO CARRIER」だった。

マドリードではだめだったので、引き続きバルセロナでもちょっといいホテルにして挑戦。外線発信の電話はあるものの、ジャックはがっちり止められているのでカプラーで試みる。今度はサーバーの「ピーギャルルル」が聞こえ、ターミナルウィンドウが開くものの、そこからの反応がなく、「NO CARRIER」になる。モデムドライバを変えてもだめ。カプラーの感度を変えてもだめ。

そして、いかにしてつながったのか?

つながらないまま、マヨルカ島に飛んで来た。ここは外線発信可能、しかもモジュラージャック。ここでだめだったら今回は通信をあきらめるしかないかも、と思った。仕事ならともかく、遊びなんだし。最初の晩は、やっぱり「NO CARRIER」でだめ。

寝ながら考えて「これはモデムのせいというよりは、プロバイダの接続方法が変わったのかもしれない」と思う。朝起きて、とりあえず、もうひとつのATTネットにつないでみる。ここはマヨルカ島にアクセスポイントがあるのだ。

そして。あっさりつながったのである。

そういえば、別のプロバイダからでもasahi-netのメールも送受信できるようになったんだっけかなあ、と半信半疑でトライしてみたら、何の問題もなかったのであった(正確に言うと、メールソフトの設定に手間取ったが)。

結局、違うプロバイダのアクセスポイントにつないでみて成功した・・・ということは、もっと早く真剣に取り組んでいればよかったのだ、ということで、どうもすみませんでした。

言い訳をすれば、毎晩忙しかったんです。旅行記を書くために旅行の時間を犠牲にするのもなんかヘンだし。ということで、今回は簡単にご報告することにします。

text by Takashi Kaneyama 2000

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