BON VOYAGE!

「哀愁のヨーロッパ」
SPECIAL EURO2000への挑戦
CONTENTS
6月6日-8日/デルフト→ライデン

6月6日(火)

巨大ダーヴィッツ

今日はロッテルダムへ遠征。といっても往復で9G(約400円)、各駅停車に15分も乗れば着いてしまう。

しばらくお待ちいただくと・・・。
壁面のダーヴィッツ
こんな感じでダーヴィッツ選手が見えてくる。
(このアニメーションは3回しか繰り返しません。
もっと見たい方はReload=再読込してください)

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館へ。大工事の真っ最中で、案の定展示は縮小されていた。メーヘレンの有名なフェルメールの贋作は、そういうわけで見られなかった。しかし、ショップにポストカードがあったので購入。ここの白眉はブリューゲルの≪バベルの塔≫で、ウィーン美術史美術館で見た同題の作品とはまた違う。とにかく細部の蟻のような人、人、人。やはりオリジナルで見るべし。

こんなマンションもある。
キューブハウス キューブハウスの内部
キューブ1個で1軒、右は内部のリビング。

市場もあった。

聖ローレンス教会は爆撃から復興した教会。

≪心臓をくりぬかれた男≫はザツキンの作品。

Mid-Town Recordsでハッピー・ハードコアのCDを買った。。

中華街で鱒を一尾食べた。

デルフトに帰ったら雨。再度≪デルフトの眺望≫の撮影にトライ。

デルフトの眺望地点でセルフポートレート旅人は孤独だ。

旅人は不注意でもあった。充電池を落としたらしいが、気づかなかった。高いのに。

6月7日(水)

ライデンにおける日本

撤収。チェックアウト。ライデンへ。4.5G、各駅停車で30分。

VVVにて130Gのホテル2泊。午前中なので部屋がまだ整わず、荷物を置いて散歩へ。

適当に散歩していたら新婚さんが運河のハネ橋で撮影していた。

民族博物館では6月16日からの日本関係の展覧会を準備中。もともと改装中なので展示はごく少ない。間違って作業中の現場に出てしまったが、親切なスタッフが展示を見せてくれた。

シーボルトの家、というものができているらしく、探す。4月にオープンしたばかりで、受付で国籍とどこでここを知ったかを聞かれた。

いったんホテルに戻ってチェックインしてから出直す。シャワーを浴び、洗濯して仮眠してからのことだが。

古代博物館も改装中であった。イヤーリー・カールトが有効な常設展示だけ見て回る。

聖ピータース教会裏でこんなものを発見。

FOXの宣伝用と思われるポケモン・カー
ポケモンカー

本屋と郵便局を偵察し、スーパーで買い出しをしてホテルに帰る。

foods
左上からオレンジ&ピーチジュース3本セット、チョコレートムース、
タン入りハム、チキンフライのインドネシア風、トマト、アプリコット(まるで桃だが)、
アスパラガスサラダ、スモークサーモンとトマトのサンドイッチ。
以上で19.18G。

6月8日(木)

運河の上でコンサート

風車博物館で風車に上る。ちょうど羽根に布を張っていく作業をしていた。

風車の羽根に布を張る。
見ているだけなら怖くないけど・・・

市立博物館へ。小学生の授業と遭遇。子どもに友だち扱いされる。

落とした充電池の補充で電器屋をめぐる。3軒目で知らないメーカーのNi-MHで1500mAをようやくゲット。

アンティークショップで、三段重ねの皿を発見。デルフトのあのレストランのものよりは、はるかに小さいが。

V&Dというショッピングセンター内でオランダ語←→英語の辞書とエッシャーの本を購入。郵便局に回って小包用の箱と、地図を巻いて入れるための筒を買ってホテルに帰る。試しにいままで買ったものを入れるがまったくスカスカなので、もうちょっとライデンで買い物することに決定。

食事後、昨日は閉まっていた聖ピータース教会へ。なんと展示会スペースになっていて、驚愕。ただの屋内広場である。ライデン大学へ行く。途中で、運河上にイベントスペースがしつらえれているのを発見。

大学内の植物園へ。ここはシーボルトの持ち帰った植物標本が出発点なので、日本的な風景がそこかしこにある。子規や鬼貫(おにつら)の句もある(オランダ語訳なので、どの句かは不明)。

ベンチでひなたぼっこしていたら、金管の音が聞こえてきて、たまらず通りへ。どうやら大学オーケストラがゲネプロをしているらしい。

ライデン大学オーケストラ
運河の上のステージで。

しばらく練習につきあって(別に頼まれていないが)、本屋を回って「どうせ送っちゃうから」と、いろいろ買う。ついでに朝日新聞まで買う。ホテルで荷造りする。ええい、と英和辞典も仏和辞典も送り返すことにして詰める。筒は今後のことも考えて持っていることにする。

木曜日は郵便局が夜8時までやっているので、そこで荷物を発送してからイタリアンレストランで食事して大学オケの本番を楽しんだ。こう書くとカンタンだが、実はいろいろあるわけで、でもいまは書く時間がないのだ。

photo & text by Takashi Kaneyama 2000

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