珍しいオオクワガタの雌雄モザイク個体です。左のオオクワガタは左側の大腮、頭楯、頭部、
前胸の一部に雌の特徴が出ています。
前胸には点々と光沢があり雌の特徴が散在的に見られます。また、写真からはわかりにくいですが左前足は雄と雌
の中間的な太さを持っています。(ベトナム産クルビデンスオオクワガタ)
中央と右のオオクワガタは頭部の右の3分の1が雌で前胸は右の縁に沿って完全な雌の特徴が出ていて、さらにモ
ザイク状になっています。羽の部分は左右で完全にオス雌に分かれています。
右の写真ではその様子がよくわかります。(台湾産タイワンオオクワガタ)
左下の写真はほぼ、完全に左と右で雄雌に分かれたモザイク個体です。
羽の筋、頭部や前胸の光沢もはっきりと分かれている様子が分かります。
このように昆虫ではからだの何割かに異なる性の特徴が現れることが
あります。(佐賀県産オオクワガタ)