アナルプラグ
(あっ…んっ…。)
 いつもの学校への通学路を、私は歩いています。…けれど、いつもの足取りで歩くことは、とてもできません。

 昨日の調教を終えるとき、ご主人様がベルトのようなものを手に言いました。
 「今日からこれが、お前の下着代わりよ。…お前の体をもっと、感じやすくて、いやらしくする為にね。」
 見ればそれには、ベルトの2ヶ所に何かを掛けられるような形の金具と、鍵がついていました。
 そんなものをつけるのは、もちろん厭でした。ですが、今の私にご主人様の言いつけを聞かない、などということはとてもできません。
 ご主人様は私に、上だけ制服の茶色いブレザーを着て、すこし足を開いて立つように命じました(ちょうど体育の時の、「休め」のような姿勢で
す)。私が言われたとおりにすると、ご主人様は私の前でしゃがんで、私の腰にベルトを巻きました。
 「さぁ、これからお前に…お前のいやらしい所を、これで埋めてあげる。」
 言い直しながら、ご主人様は私の恐怖心を煽るように、大小2本のバイブレーターを私の鼻先に突きつけました。そのバイブレーターは、頑丈そ
うな黒いビニールに覆われたワイヤーでしっかりと結ばれていて、輪状になった両端は、かなりの長さがありました。
 「…ぁ……あぁ…」
 そのバイブレーターが何をする為のものかわかってしまった私は、声を出すこともできず、全身が震え出すのを抑えることが出来ませんでした。
私がご主人様のモノになってから幾度目の事でしょうか…新しい責めを受ける度に怯える私の姿を見るのも、きっとご主人様の愉しみの内なので
しょう。
 「もっと両足を開いて、後ろを向きなさい。」
 私がご主人様の言う通りの姿勢を取ると、ご主人様はバイブレーターの端をベルトの後ろの金具に掛けると、留め具をしっかり掛けているような
音が聞こえました。…最後に、カチャリという音がしました。
 「自分で押し広げなさい。」
 こんなご主人様の命令にも、最初の頃程は恥ずかしさを感じなくなっているような気がします。私が言われたとおりにするや否や、ついさっきま
で嬲られていたアソコとお尻に、ゴツゴツした塊がゆっくりと押し入って来ました。
 「んっ…あっ…」
 敏感になっていた部分を刺激され、思わず声を漏らしてしまいました。そんな私にお構いなく、ご主人様は、焦らすかのように変わらない速さで バイブレーターを挿入して行きます。
 「んんっ…ん…あっ…」
 奥までバイブレーターが挿入されると、ご主人様は、ベルトの前の金具にもバイブレーターの端の輪を通し、鍵を掛けました。「カチャリ」とい
う冷たい音が、この責め具が私を拘束し終えたことを告げました。
 「…これでいいわ。スカートをはきなさい。」
 ご主人様は、スカートをはき終えた私を、全身が映せる大きさの鏡の前に立たせると、私を鏡の前で軽く一回転させました。…たったこれだけ動
いただけでも、下腹の圧迫感とお尻の違和感の刺激が、快感を呼び覚まそうとします。
 「これなら、見た目だけは普通の生徒と変わらないわね。…けれどね」
 満足そうな笑みを浮かべながら、ご主人様は手に収まるくらいの大きさのリモコンを取り出すと、スイッチを押しました。
 「…あっ!?」
 同時に、私の中に挿入された2本のバイブレーターが、小さくうねり始めました。
 「ふあっ……んん…」
 「ちゃんと動いてるようね?」
 ご主人様は、責め具の刺激に、思わず漏れそうになる喘ぎ声をこらえようとしている私に歩み寄ると、スカートの中で小さく蠢いているバイブ
レーターを指で押し回し始めました。
 「あっ…やっ…やめて下さい、ご主人様…」
 私は、沸き上がる快感をこらえ、涙目でご主人様に哀願しましたが、ご主人様は指の動きを止めるどころか、2本のバイブレーターをより激しく
刺激しながら、空いた片手で私の胸を揉みしだき始めました。
 「明日から、これをつけて毎日学校へ通いなさい、いいわね?明日からはいつでも、おまえをイかせてあげるわ。…休もうとしたりしたらどうな
るか、わかってるわね?」
 快感に襲われながらも、ご主人様の言葉に絶望を覚えずにはいられませんでした。…けれど、私に拒否する権利などありません。第一、このとき
の私は、絶え間ない刺激に頭の中が、ほとんど真っ白になっていました。
 「そ…んな…あっ…やっ…んっ…わ…わかりました、ごっ、ご主人様…ですから…お願いします…イかせて…今、イかせて下さい…」
 「だったら、スカートをたくし上げて、自分の恥ずかしい所を見ながら、そこがどうなっているか言いなさい。」
 もうすぐにでもイきたかった私は、ご主人様の命ずるまま両手でスカートの裾を持ち上げ、鏡に映った自分の股間に視線を這わせました。
 「んっ…あっ、アソコとお尻に2本のバイブが…」
 「”アソコ”じゃ駄目。ちゃんと言いなさい。」
 「…わ、私の、お○○コとアヌスを、バイブレーターが刺激しています」
 「そう。それで?」
 「あ、アソ…お○○コから、いやらしい蜜が、どんどん内股に流れています。」
 鏡に映ったままの様子を、私は言いました。その間にもテラテラと薄暗い照明を反射しながら、アソコから垂れ出た愛液が内股を伝って、床へと
どんどん流れて行きます。
 「バイブでそんなに感じてるの?…おまえは、そんな自分をどう思っているの?」
 「はい…わ、私は…んっ…ば、バイブでお○○コとアヌスをかき回されて喜ぶ…は、はしたないメス豚です。」
 「よく言えたわね。じゃあ、メス豚らしくこのままイきなさい。」
 言いながらご主人様がリモコンのボタンを操作するのが見えました。同時にバイブレーターのうねりが徐々に大きくなり、私を絶頂へと導きま す。
 「んっ…やっ…あっ…いっ…いい…イク…イっちゃう…だっ…だめ…もう…」
 「ふふ…。」
 鏡の前で立ったまま悶える私を満足そうに眺めながら、ご主人様はさらにバイブの動きを大きくしました。
 「あっ、ああっ、あんっ、あんっ、あっ、あっ、あっあっあっあっ…はぁぁぁぁぁぁん!!」
 激しいバイブレーターの動きに、とうとう私はイきました。何度か全身を震わせ、その場で両膝を床に着け、荒い呼吸と共に両肩を上下させまし た。
 「明日から、毎日学校でこの快感を味わえるのよ。」
 背後でご主人様がリモコンを操作しながら言います。私は振り返って激しい絶頂の直後で虚ろになった視線で、ご主人様を見上げました。
 「はい…とても、うれしいです…。」
 気がついたら、2本のバイブは動きを止めていました。

 私は学校までの道のりを、重い足取りで歩いています。もし今、後ろから近づいてきた友達が、ふざけて私のスカートをたくし上げたりしたら、
私はどうなってしまうのでしょう?授業中、ご主人様がバイブのスイッチを入れたら、私はクラスメートに気づかれずに刺激に耐え続けることが出
来るのでしょうか?
 嫌なはずなのに、私は嫌だと思っているつもりなのに、こんなことを心配していると、自分の股間がしとどに濡れてゆくのを、抑えることが難し
くなってゆくのです…。


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