フェイクファーレポート

 いよいよ発売されたフェイクファー。さて、出来の方はどうなっているでしょう?僕なりに感想を書いてみました〜♪

1.エトランゼ
 オープニングは静かな曲。全体をオブラードに包み込んだ感じ。前回の「花泥棒」とは対照的だ。「オーロラになれなかった人のために」に入ってそうな曲♪ 1:29は、スピッツ至上最短♪ 短い曲好きにはたまらない♪ こっそり入っているアコギの音もいいね(^^)。
2.センチメンタル
 ハードロック調・・・“惑星のかけら”のような感じ♪ 完成度はかなり高い。ライブだったら、まずはこの曲で盛り上げるって感じかな?
3.冷たい頬
 初めラジオで聞いた時はわからなかったけど、物凄くいい曲。ミディアムテンポのポップ・・・スピッツが最も得意とするナンバーでは? 歌詞の中に出てくる「シロツメクサ」がポイント高いね(笑)。
 ここからM6まで、これでもかというほどスピッツの良さを堪能できます・・・ふふふっ♪
4.運命の人(album ver.)
 聞いてみると・・・あ、シングルよりキーが落ちてる(^^;。キーを下げられるの苦手なんだよねぇ・・・ま、これはこれで落ち着いた感じが出ていいのかもしれないけど。
 曲自体はいいです♪ ちょっとおちゃらけてるけど、深い深〜いラブソング♪ 堪能して下さい♪
5.仲良し
 これまたとてつもなくよい曲♪ 誰でも一度はある経験を見事に表現してますねぇ(^^;。だからこそ、聞いてるとしみてくる・・・なんとなく懐かしい気分になれる曲です♪ ギターもいい感じ♪ 実は冷たい頬より好き(笑)♪
6.楓
 スピッツには珍しいバラード調・・・それも今までにない程の傑作。“ああ、僕のままでどこまで届くだろう”・・・身に染みる歌詞です。スピッツのバラードはいまいちと思っていましたが・・・脱帽ものですね。
7.スーパーノヴァ
 ここで気分転換♪ ハードロック調♪ めちゃくちゃカッコイイね♪ 歌詞に公衆トイレとかバイクとか出てきて・・・マサムネさんにしては珍しい♪ ギターソロに、ディープパープルのくだりが使われているという噂だが・・・どこ(笑)?
8.ただ春を待つ
 ちょっとお洒落っぽい曲・・・「泡」みたいな感じ? 独特のリズムが不思議な感じを作っます。 Aメロ5拍子からサビの3拍子へのリズムの変化は、まさに芸術品♪
9.謝々!!
 「です」「ます」調の歌詞は、マサムネさん初挑戦かな? サビの盛り上がりは最高だね、気分いい♪ それにしてもこの曲、アルバムの最後に持ってきてもいいんじゃないだろうか? 「不死身のビーナス」に代わって、ライブのラストを飾る曲になる素質あり(笑)?
10.ウィリー
ちょっとだらけた感じのミディアムロックナンバー。サビの部分が気持ちいい〜♪ “ウィリー孤独な放浪者いつでも〜”。ボーカルの伸びと、声の重ね合わせを楽しんでね♪
11.スカーレット
 サビ→Aメロ→サビ→Aメロ→サビ・・・ギター中心のサウンド・・・まさにスピッツ的な曲の構成。何の変哲もないこの曲の良さがわかる人ば、すぐにスピッツファンになるべきでしょ〜♪ ファンの人は、もちろんよさがわかるはず♪ 何度聞いても素晴らしいです(^^)。
12.フェイクファー
 ラストはアルバムタイトルにもなっているこの曲♪ 歌いだしの部分、ギターがボーカルを優しく包んでくれてます・・・こういうの大好き(笑)。嘘でもいいから好きと言って欲しい・・・恋の幸せに溺れたい・・・そんな感じの曲です。アルバムのラストは、spitzには珍しく静かに幕を閉じます・・・。

 前作は、正直言ってちょっと不服でしたが・・・今回は、1年半以上おいただけあり、素晴らしい作品に仕上がってます(^^)。シングル3曲&カップリング2曲はすべて、スピッツ史上に残る名作♪ いや、本当にスピッツのカップリングは質が良すぎます・・・シングル2枚にすれば倍儲かるのにねぇ(笑)。
 で、今回注目すべき曲は、「楓」。これもシングル化できるほどのパワーがあります。運命の人よりこっちの方がいいよなぁ(笑)。
 ジャケ写も可愛いし、何と言っても歌詞カードがすべて手書き♪ ついでにCDの文字も手書き(笑)♪ ケースが白って言うのもいいし・・・もう、言う事無し(笑)♪
 通して聞いてみると、今回は「愛」にこだわってる気がするなぁ。恋の喜びと、失恋の切なさ、それに負けずに生きるたくましさ・・・その辺が交じり合ってる気がします・・・皆さんはどう感じました?
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