7月6日
義一・弘子のふたり展  〔公開前マガジン展・義一作品

旧友に豊かな才能を持った画家・K氏が居りました。若くして逝ってしまいました。K氏が亡くなった数日後、家財道具を整理したと思われるゴミ収集車が行きました。見ると後ろにK氏の絵がくくりつけてあるのです。後を追いかけ尋ねてみると、「不用になったものを整理し消却するのです。」と言う答えでした。制作活動をしているとき、時折この出来事を思い出します。後々作品をゴミにされてしまわないためには、どんな作品を作ったら良いか考えさせられます。駄作でも肖像画なら大事にしてもらえます。この夫妻の絵は何年後までゴミにならずにいられるでしょうか。ふたり展には肖像画を展示します。

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