2月10日
彫刻用材の入手


彫刻家の巨匠、平櫛田中(ヒラグシ・デンチュウ)は100歳の誕生日に、以後30年間彫り続けることのできる量の用材を購入しました。田舎のゲイジュツ家の私も、そうありたいとは思っていますが、経済的な余裕もありません。しかし、用材が不足してくると不安でなりません。先日、20年間倉庫に積み込まれていた欅を入手することができました。貴重品です。どこの街にも数軒あった製材所も、最近では少なくなり困っていました。見つかりました。川本町の中島材木店です。若社長とその助手を務めるお父さん二人の会社です。目利きの助手のお陰で願っている通りの製材ができました。搬入した用材を眺めるのは、作品が完成した以上の喜びです。これでしばらくは安心。

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