11月14日
篆  刻  NO6  〔寺院お札・2〕


お寺さんのお札版が彫り上がりました。お札の刷りは、墨を版画刷毛でつけて刷るのが一般的です。刷りの技術を修得すればこの方法が良いのですが、未熟の場合には油性版画用インクを使うのが効率的です。細かい部分のある版は、左右に版と同じ厚さのタタラを置いてインクを付けます。版の凸部の表面にだけインクが付いて綺麗なプリントが出来ます。刷りで最も大切なこのは、ローラーに付けるインクの量です。エッジがくっきり出ないのは、殆どの場合インクの量が多すぎためです。どの程度が適当かは修練で身につける以外にはないでしょう。

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