11月4日
篆 刻   NO3  〔オラノ佛・・・〕


私の住む深谷市の隣に、妻沼町があります。ここには、「聖天さま、しょうでんさま。」と、親しまれている、歓喜院があります。歓喜院の御本尊は象頭人身の双対歓喜天です。御開帳のときだけこの秘佛を拝むことができます。暗い本堂の中を巡って、数本のロウソクの灯りで小さな御本尊を拝むのですから、視力の弱いお年寄りたちの殆どは、見あたらないまま参詣を終わります。「見えなかった。」と言う近所のお年寄りに彫ってあげたのが、この「歓喜天」です。彩りに「彼岸花・・・・・」の句を添えました。

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