9月2日
釈迦十大弟子  〔舎利弗  彫刻〕


今年は棟方志功生誕100周年です。8月24日の日曜美術館でも志功特集が放送されました。ベネチア・ビエンナーレで大賞を得た釈迦十大弟子(板画)に魅せられて、十大弟子を彫っておこうと決めました。仏像事典(東京堂出版)によると「・・・・その姿だけから尊名を決めることは難しい。」とあります。これと決まった形はないらしいのです。これは制作にあたって好都合です。自分の解釈で彫っていけばいいのですから・・・・・。尊名から最初に目に付いたのが「舎利弗・シャリホツ」です。般若心経の中で「舎利子」と唱えるところが何回かありますが、この「舎利子」は釈尊が「シャリホツよ・・・・・」と弟子の舎利弗に呼びかけた言葉だそうです。経典の中にでてくるくらい釈尊に信頼されていたお弟子さんでした。はじめにこの「舎利弗」から制作にかかります。8月30日.31日の二日間の作業でおよその形を彫りだしておきました。次回配信日までには完成させます。10体完成まで一年かかるかな。一年では無理かな。気まぐれな性格だから・・・・。

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