6月6日
絵心経(木版)


本屋さんに行きますと、「般若心経」の解説書が数多く出されているのに気づきます。般若心経は教典というにはあまりにも小さなお経です。仏さまの姿を彫ったり描いたりすることが多いので、この小さなお経くらいは解釈できなくてはと、新しい解説書が出るたびに買い求めました。わかりません。しかし、お坊さんが唱える「般若心経を聞いていると、なぜか心が落ち着きます。友人が古物商から「絵心経」を買い求めてきました。絵で「般若心経」を表したものです。むかし、文字を読むことができなかった人が多かった時代に作られたものだそうです。判読できないくらいすり切れている絵心経を借りて復刻しました。刷り間に合わないほど人気が出ました。解読の面白さに笑いながら「般若心経」が覚えられるのです。どんな人が作ったのでしょう。昔の人智恵がありましたネ。[復刻絵心経・45cm×60cm〕

ご感想はこちらからお願いします。