2月11日
出会いと版画 W 〔ニュースの巻〕


新聞やテレビからは、名の知れた人のニュースが入ります。間接的であれ、その人物に何らかの影響を受けていると、日記のように版画にしておきます。人物を主題にした作品を作り続けて感じたのは偉大なことをやってのけた人の表情はそのまま作品になるということです。「二十歳になったら自分の顔に責任を持て」と言われます。「責任の持てる顔」になっているかどうか、時折自画像を描いてみます。何という間抜けな顔をしているのでしょう。くだらない取り得のない表情をしています。これも自分の責任です。アインシュタインや黒澤明ほどとはいかなくても、せめて「物作りに情熱を傾けた男らしいな」と見えるようになるまで精進します。

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