11月08日
スケッチ 【ガクの舟】


芭蕉の花とつき合いがながくなりました。切り落とした芭蕉も根気強く私につき合っています。ヒマワリを描き始め仕上がりは枯れたヒマワリの絵になったという画家がいましたが、芭蕉とつき合いついでにとことん描いてみようと思います。落ちた実を観察すると、これもまた不思議な形をしています。自然の造形を司る神も想像力に限界があるのでしょうか。ホタルイカと似た形を芭蕉にも使っています。雪舟はネズミを描いて動かして見せたといいます。芭蕉の実も真剣に描けば泳がすことができるぞと思い描きましたがダメでした。版画作品にしたときには、いやでも泳いでもらいます。泳ぐ前にとりあえずガクの舟に乗せて大湖に連れ出すことにしました。

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