卓上型ホバークラフトの製作


摩擦のない環境を作れば物体は慣性の法則に従い力を加えなくても動き続けます。
しかし、地上ではそのことをなかなか体感できないものです。
空気の力で摩擦を少なくしたホバークラフトの製作です。
紙コップや皿を使って手に乗るぐらい小さくしました。

材料

試作1号機


試作1号機には卓上クリーナーのモーターとファンを流用しました。
スチレン皿の底に穴をあけて逆さにしその上にモーターとファンを取り付けます。
その上に底の中央に穴をあけた紙コップをかぶせて完成です。
バランスをとるために電池は頭の上に乗せました。少し不細工です。


試作1号機(改良版)


試作1号機は平らな机の上では、うまく滑り続けるのですが、床や廊下などでは継ぎ目の部分の微妙な凹凸にスカート部の端が引っかかって摩擦を生じてしまうという欠陥がありました。
スカート部を紙にしたり浅いさらに変えたりいろいろと試してみましたがうまくいきませんでした。
ドーナツ型に切ったボール紙を底に貼り付け、床との接触部を線から面に変えることで解決しました。


試作2号機




ファンの羽を紙コップを加工して自作しました。羽の大型化により風量が増えて試作1号機よりも床面との間隔が増しさらに摩擦が減りました。
透明な紙コップを使用したため内部の仕組みがよく見えます。
底にはドーナツ型のボール紙を貼り付け床との接触面積を増やしています。



謝辞

製作にあたり、NIFTY-serve 教育実践フォーラム理科の部屋のみなさんから助言をいただきました。
ありがとうございました。