大気圧によるドラム缶つぶし
大気圧によるドラム缶つぶしの実験を行いました。
ドラム缶に水を入れて熱すると水は蒸発して水蒸気になります。水蒸気がドラム缶の中いっぱいに広がったところでふたをして冷やすと、水蒸気が水に戻り体積が小さくなり圧力が下がって外からの大気圧を支えることができなくなりドラム缶はみるみるつぶれてしまいます。
普段は感じませんが、私たちの体にはかかっている大気圧はドラム缶をつぶしてしまうほどの力があるのです。
[方法]
- ドラム缶をよく洗う。
- ブロックでドラム缶の下に炭を入れる隙間を空けその上にドラム缶をのせる。
炭はこわれた生徒用スチール机の棚の部分に入れると、あとで素早く取り除けるので便利です。
- ドラム缶に少し水を入れふたを開けたままで炭火で熱し湯を沸かす。
- ドラム缶内の水が沸騰し、湯気が出て水蒸気が内部に充満したらふたをして火を遠ざける。
- ドラム缶にホースで水をかける。
実際にドラム缶がつぶれる様子は動画でご覧下さい。
ドラム缶つぶしの動画(AVI file 1396KB)
(MOV file 651KB)