自転車で行こう

ロングライドに出かけよう

「いったい何Kmからがロングライドなのか?」
ロングライドを語ろうとすると必ず直面する命題ですが、私は「計画と準備が必要なのがロングライド」だと思っています。

朝起きて「今日は何処に行こうかなぁ、小田原漁港(往復110Km)か三崎漁港(往復120Km)か…今日はマグロの気分だし三崎にすっかぁ」と言う感じなのは私てきにはロングライドではないです。
でも人によっては100Km超えってロングライドですよね。
私も初めて三崎に行ったときには地図を見てコースを設定して予想到着時刻を計算して…と入念に準備しました。
この時はまぎれもなくロングライドであったと思います。
しかし、何度も通ううちに慣れてしまって今では準備も計画もいりません。
コースは覚えてますし所要時間も把握しています「今日はマグロの気分だからお昼ご飯を食べに行こう」的な軽いノリになっています。
伊豆高原(往復250Km)や河口湖(往復250Km)、下田(往復300Km)に行こうと思うと計画は必要なくても「明日は下田に行こう!」的な準備をして当日は早起きする必要があります。
距離が短くても初めて走るコースではルートの確認と(お昼時にご飯が食べられる場所に到着できるように)所要時間の見積もりなどの準備が必要になります。

当日の思い付きで行けるのはサイクルング。
事前準備(コースの確認とか装備の準備とか)が必要だったり、早起きして出かけるなど心構えが必要なのがロングライドかなと思います。
だから100Kmがただの散歩の人もいれば10Kmがロングライドの人もいるのだと思います。

ロングライドの装備品

「ロングライドだから必要」な装備が特にあるとは考えていません。
私の場合は走行ルートによって
  雨が降っても走り続けなければならない(自走せずに輪行などで家に帰る手段がない)か、
  夜間もガッツリ走らなければならない(日のある時間では走り切れない距離)か、
  お土産で荷物が増えるかで、
サドルバックの大きさやライトの数(や予備バッテリーの数)が変わる程度で他はどんな距離でも共通です。

(1) 携行品
 ・現金 / 携帯電話 / クレジットカード / 運転免許証
  現金は紛失に備えて二つに分けています。
  どうにも動けなくなった時にホテルに泊まる or レンタカーを借りる事を想定していますがクレジットカードは紛失する事を想定して自転車で出かけるとき専用です。
  携帯は110番/119番通報が出来るモノでないと意味がないです。データ通信用SIM+IP電話だと特殊番号(110,119などの3桁番号)に繋がりません。

(2) ライト類
 持って出ない選択肢はないので必ず持って出ますが、日のあるうちに帰ってくるか夜間走行があるかで持って出るライトと予備のバッテリーの数が変わります。
 日没までに帰ってくる予定なら小さいライトにしますし、夜間走行を予定しているときには強力なライトを持って出ます。
 ※小さいライトでもランタイムが短い(2時間位)だけで明るさは充分にあります。

(3) パンク等のトラブルに備えた装備


ダウンチューブ下に常備しているツールボトルの中身です。
トピーク ケージパック を 樹脂製のボトルケージマウント ボトルケージで吊るしてます。
以前はアルミ製のマウントとケージを使っていたのですが金属疲労で折れるので樹脂に変えました。
このボトルケージはガイドアームが横についていますのでチェーンがツールボトルに擦るのを防いでくれます。


パンクに備えた装備
予備チューブ パナレーサー チューブ R'AIR ※お高いですがコンパクトなので携行には有利
携帯ポンプ Airbone と お助けチューブ ※2種類あるので注意ZT-703の方です。
インフレータ と CO2ボンベ ※凝った作りのは故障の元なのでシンプルイズベスト
・タイヤブート、・イージーパッチ、パッチと糊、タイヤレバー


携帯工具
・小型ペンチ
チェーンカッター と アンプルピン
・ブレーキシュー

以下はなくしそうな小物
・クリート、タイラップ、ボトルケージホルダーの予備
・バルブアダプタ、チェーンリングボルト、ブレーキシューのロックナット


シートポストに仕込んである予備のスポークとスポークレンチ


 パンクの修理手段は複数用意した方が良いです。
 小型ポンプでは時間が掛かりますが時間が掛かったとしても修理できるのと修理できないのとでは大違いです。

(4) 雨具と輪行バック
サドルに吊ってるサドルバックの中身です

・輪行バック
・折り畳み式の泥除け ※突然の雨対策、泥除けがないとお尻がずぶ濡れの辛いことになりますので。
・雨具 ※SOLの袋に入っているのはカペルミュールのレインジャケットとレインパンツです。非常にコンパクトに畳めるので重宝しています。雨の心配がない時はパールイズミのウィンドブレーカーにしています。
・予備の電池 と 予備のバッテリー(VOLT 800用)
・ワイヤーロック

 輪行バックを持たずに走る選択肢は最早ありません。
 完組ホイールのスポークが切れたら あっ! と言う間に走行不能です。
 体調が悪くなることも雨が降り出す事もあります、何が起こるか分かりませんので帰る手段の確保は必須です。